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2020.04.13

オレも描きたい同人誌!

純真無垢な自分なりの面白さ

 

同人文化に触れていると誰でも思うのが「自分でも描いてみたい」ではないだろうか。もちろん筆者もその一人。毎晩のように「こんなストーリー面白くね?」「こんなキャラかっこよくね?」なんて妄想を膨らませながら夢の世界へ旅立つ。それをそのまま実現できれば、見える世界も変わってくるのだろうか。

 

『同人誌』とは、趣味嗜好・主義主張・志が同じ者同士(たった一人だったとしても)で作り上げた本である。そこには金銭のやり取りや利権などの思惑が存在せず、ただただ「心の中」だけが表現されている。これほどまでに純粋な読み物が他にあるだろうか。

 

そう、この言葉に最も近いものが「小中学生がノートに自分が思うようにマンガを描いてみた」である。しかし、年齢とともに自分の限界を知り、夢を諦め、こうした自分の表現の歴史にさえ蓋をしていく。ただ・・・コミックマーケットに行ったり、同人文化を引っ張る人たちを顔を合わせる度に思うのである。

 

自分でも描いてみたい!と。

 

 

手軽に始められるマンガ制作

 

 

ちょっと前までは、マンガを描く道具と言えば、やはり複数のペンを用意したり、インクや原稿用紙、定規、スクリーントーンなどが必須だった。完全なアナログ時代である。ただ、デジタル技術が進歩した現代、マンガを描くためのハードルはグッと下がったと言えるだろう。

 

まず用意してもらいたいものがPC。できるだけ高性能なものの方が好ましいとは言えるが、超ハイスペックを要求されるわけではない。日本で言えば、有名なペイントソフトのCLIP STUDIOを動かすための動作環境はWindows7以上のOSで、Pentium4以上のCPUや2GB以上のメモリ程度。今、新品のPCを買おうとするなら、コレ以下のスペックを探す方が難しいのではないだろうか。もちろんこの基準は、最低限の動作保証であるため、スムーズな作業ができるかと言うと疑問が残るわけではあるが・・・

 

それでも、PC自体に高スペックを要求されるわけではない、ということを知っておいてほしい。そしてプロ基準のソフトが月額500円程度で使用できるというのもありがたい。

 

次にペンタブを用意する。iPadみたいなものだ。液晶画面になっているものもあれば、ただの黒い板のようなものまでピンキリ。素人考えだと「やっぱり高ければ高いほうがいい」「安物買いの銭失い」なんて思いがちだが、Wacom社から販売されているIntuos Comic Smallなら1万円台で購入でき、さらに↑で紹介したCLIP STUDIOの使用ライセンスも付いてくるという至れり尽くせりなペンタブレットだ。

 

自分でも描いてみたいという夢をお持ちの方は、ぜひチャレンジし、同人文化を発展させていく一員となってみてはいかがだろうか。

 

 




Writer

佐藤志郎

2010年に広告制作会社を立ち上げる。主要な取引先は通信販売会社であるため、得意分野はダイレクトレスポンス広告。


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