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2020.06.12

【コスプレパフォーマー:横山真琴】コスパフォは国境越える


目を隠しているのに全てを見透かしているような雰囲気を漂わせる真琴さん

 

忍び寄る影・・・と思ったら太陽だったわ

 

おかしい・・・インタビューの時間はお昼真っ只中。お日様燦々ポカポカ爽やか!って感じな陽気なのに妖気のような雰囲気が・・・というダジャレはハッキリ言っておこう。伏線だ!!我々の前に現れたのは大人気サバイバルゲーム『IdentityV 第五人格』の占い師イライ・クラーク・・・に扮したコスプレパフォーマー横山真琴さんだ。ただ衣装を着るだけでない、キャラクターになりきって歌やダンスなどのパフォーマンスを行っているだけあって、雰囲気すら纏い、その場の空気を変える。「これは一筋縄じゃいかねぇぜ・・・まじで輪廻前の魂と会話し始めちゃったらどうしよ」なんて心配が頭をよぎった。真琴さん・・・その隠された両目で別の世界、見えちゃってます・・・?と思っていたら・・・

 

「こんにちは!コスパフォやってる横山真琴です!今日はよろしくお願いします」

 

なん・・・だとっ・・・!?底抜けな明るさじゃねーか!!良い意味で裏切られたわ。というか安心したわ。

 

占い師の怪しさはどこへ・・・あどけない笑顔でインタビューに答えてくれる真琴さん

 

さらにキャラになりきれるコスパフォの魅力

目隠しを外した真琴さんからは怪しい雰囲気は感じられない・・・がアイメイクはバッチリでそこはさすがの一言。隠れたところまで手を抜かないこだわりには脱帽だ。では早速、インタビューを滞りなく進めていこうじゃないか。

 

「『横山』って名字、コスネームっぽくないですよね。実は好きなタレントさんからもらっちゃいました。周りでもけっこうそういう人多いんですよ。『真琴』は、本名をもじっていい名前ないか?って考えて決めたんですよ。マコトって誠とか真実っぽさがステキだなって思って決定しました。主な活動はコスパフォですね。コスプレパフォーマンス。キャラになりきって歌ったり踊ったり、なんでもしますよ。グループにも加入しているんですけど、そこのLINEグループとかで、今度〇〇のコスパフォするけど出れる人〜?みたいに声を掛け合っているんです。イベントも多いですよね。ライブハウスのようなところでパフォーマンスしたり、大人数でやるのもいいですし、ペアや個人で出演しても楽しめます。もちろんイベントに出るなら変なものはお客さんに見せられませんか、ダンススタジオを借りたりしてみんなで頑張って練習しています!」

 

やはりただ衣装を着るよりも、演者としてステージに立てるコスパフォの方がキャラクターになりきれるのだろう。コスパフォの魅力を語る真琴さんの目はキラキラしている。

 

「やぱりコスパフォの方が、皆さんキャラとして見てくれるので嬉しいですね!」

 

とのこと。

 

 

昔の写真を見て懐かしむ

 

生まれながらにしてコスプレイヤー?

今でこそコスパフォに夢中な真琴さんだが、どういった経緯でどっぷり浸かるようになったのだろうか。

 

「実は私、コスプレをしようって決意して始めたわけじゃないんですよ。気付いた頃にはしていたというか・・・」

 

まさか・・・生まれながらにしてコスプレイヤーだったというのだろうか。さらに詳しく話を聞いていくと・・・

 

「いやいや、女の子向けのおもちゃにプリンセスの衣装とかよくあるじゃないですか。幼稚園とか小学低学年とか、それくらいの時期に私もそんなドレスみたいのが好きだったんです。だからコスプレをしたいなんて考えたことがなくて、自然にハマっていきました。ただ、強いて言うなら・・・ですけど、本格的なコスプレは『繰繰れ! コックリさん』の狗神様。お父さんと一緒にテーマパークに行って写真を撮ってもらったりしていました。理解のある両親なのでありがたいですね」

 

なるほど・・・おもちゃ屋や家電量販店のキッズコーナーなどに、女の子向けアニメキャラクターの衣装が販売されるのを目にすることもある。そういう子供の遊びにハマり、本格的なコスプレに進んでいくというのは当たり前の流れなのかもしれない。

 

「だから友人たちを誘ったり、私コスプレしているよ〜って言うのは全く抵抗がないですね。今までも実際に数人、コスプレしようよ!楽しいよ!って言ってこっちの道に引き込んだりもしちゃいました(笑)。中学時代からずっとなので、もう人生の一部のような感じです」

 

そんなコスプレ歴=人生な真琴さんだからこそ、一般的な女子と比べあるモノを覚える順番が違ったと話す。

 

「女の子なら誰でもメイクに興味が出ると思うんですよ。ナチュラルメイクとかギャル風とか・・・流行りもいっぱいありますよね。そういうメイクを始めるよりも早く、私の場合はコスメイクをしていたんです。きっと逆ですよね(笑)。コスプレはウィッグを被ることが多いので、その色とかボリュームに負けないようにアイメイクを強めにすることが多いんです。だから、普通のメイクの方が苦手だったり・・・(笑)」

 

そこにキャラがいれば、言葉なんて必要ない

 

コスパフォが人生なら、真琴さんの行く先々でもそれがきっかけにあって様々な出会いがある。特に印象的だったのが池袋でのハロウィンイベントだったそうだ。

「最近は、海外からコスプレを見たりしたりする人がどんどん日本に来てくれているんですよね。池袋のイベントでもたくさん海外の人を見ました。私、ぜんぜん英語はしゃべれないんですけど、好きなアニメやキャラクターが一緒なら、それだけで仲良くなれるんだなって感じています。言葉なんて必要ないですよね、キャラクターの名前言い合ってイェーイ!みたいな(笑)。国境越えたなって思います」

 

 

真琴さんにいただいたコスパフォイベントでの一枚。

 

 

今やコスプレやコスパフォは国境なんて関係ないほど熱狂的なコンテンツであるということを再認識させられる真琴さんの言葉。確かに好きなものが同じなら、言葉は何もいらないのであろう。ぜひ真琴さんのグローバルなコスパフォ活動に今後とも期待したい。

 

 

Twitter: @shigure_531

 

 




Writer

佐藤志郎

2010年に広告制作会社を立ち上げる。主要な取引先は通信販売会社であるため、得意分野はダイレクトレスポンス広告。


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