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2020.10.28

同人の同人イベント!?第七回博麗神社秋季例大祭に取材してきた!!

 

祭だ祭だ~!!

 

世間では新型コロナウイルスによる自粛ムードも落ち着きを見せ、徐々に「withコロナ」が浸透してきた。感染を抑えつつ日常を過ごす・・・みたいな感じの段階なんだろう。同人イベントもこれに倣い、ソーシャルディスタンスを守りながら開催されるようになってきた。

 

そこで、今回は『第七回博麗神社例大祭』へ潜入してきたぞ!会場となるのは、コチラ!!

 

同人イベントの聖地!!

 

あえて言うまでもなかろうが念のため伝えておくと、東京ビッグサイトだ。

 

 

同人の同人の祭りってどういうことよ!?

まず、この博麗神社例大祭についてを簡単に説明したい。

 

公式webサイトによれば、博麗神社例大祭(以下:例大祭)とは「博麗神社社務所が運営する同人誌即売会」とのこと。全く事情も何も知らん人から見たら「え?神社が同人?なんでなんで?」みたいな感じではある。

 

何を隠そうこの博麗神社自体が、同人サークルである「上海アリス幻樂団」によって製作されている「東方Project」に登場する施設の一つである。つまり例大祭とは、ざっっっくり言えば「東方オンリーイベント」というわけだ。

 

そして「東方Project」と言えば、同人界でこの名を避けて通ることはできないほどの、超有名作品シリーズである。同人作品の二次創作同人イベント・・・「何言ってるかわかんない」なんて声も聞こえてきそうだが、まさにそういうことだ!

 

 

取材記者として会場へ潜入

早速、取材登録をして会場内へ潜入。ちなみに、我々に同行してくれたのはコスプレイヤー・オブ・ザ・イヤー2020グランプリのHIKARUさん。以前、インタビュー取材もさせてもらっているので、ぜひその記事にも目を通してほしい。

 

 

取材登録する我々。運営の皆様、ご丁寧な対応、ありがとうございました!!

 

開会前だったので各サークルさんたちはブースの準備に忙しそうだ。そこで我々は、ある一つのコーナーに目をつけた。痛車だ。

 

 

見事にラッピングされた車たち。ナンバープレート、みんな見事に「8901(はくれい)」だったり、作品を連想させる数字で統一されている。

 

自作ナンバーも見事!!

 

ただ、やはり痛車素人として気になるのは「これ普段から乗ってるんかい!?」というところ。そこらへんもざっくばらんにオーナーに聞いてみた。

 

「もちろん普段使用していますよ。車自体のカラーに合わせた仕様にしていますからね」とのこと。また、中には中国のイラストレーターさんに翻訳ソフトを駆使しながらイラストを描いてもらったという方も。好みの絵柄を追求するために海を越えた人に依頼するとは、その熱量はスゴイのひとこと。また、痛車歴10年という強者もいらっしゃった。なんと車の片側だけのステッカーで6桁価格になることもあるという。

 

DoujinWorldのインタビュー記事で、今までいろいろなジャンルの同人活動家に話を聞いてきたが、近々痛車オーナーの特集をしようと心に誓った。

 

 

 

各ブースを巡る

そうこうしてる間に開会宣言のアナウンスが流れ、一般参加者が会場に押し寄せてきた。といっても、さすがコロナ禍。気持ちは前のめりだが、決して入り乱れることなく足並みは統率されている。このマナーこそ、同人文化の発展にも欠かせないものだろう。

 

各ブースを一つ一つ回っていくことにすると・・・こんな書き置きが目についた。しっかりとコロナ対策がとられており、参加者の意識の高さが伺える。

 

ビニール手袋を用意しているサークルさんもあった。

 

キャラクターの帽子を手作りして頒布。細部までこだわっている。

 

作品の和テイストを見事に取り入れたスマホケース。

 

東方Project初期からイベントに参加されている方も。和紙にこだわった扇子はとても上質。一生モノだ!!

 

素人レベルじゃねぇ!!ってレベルの衣装を頒布。

 

「世界に発信してほしい!」との声をもらったので、まかせろ!

 

カードを重ねて立体に見せている。仕事が細かい・・・

 

こちらも「技術大国日本」と言えるほど小さなフィギュア。全て手作りだ。

 

文字から自作したという御札。ここにいるだけで病魔が逃げ出しそう・・・

 

コスプレしている売り子さんは、透明のマウスシールドを付けていることが多い。やはり、お顔が見えないと寂しいもんね・・・

 

インパクト抜群のコスプレ。これぞ同人イベントという感じで、逆に家に帰ってきた感がある。

 

作品に合わせて御朱印を頒布。書いてくれるのは元・本物の巫女さんだ!

 

今回、コスプレ会場はなかったが、コスプレイヤーもたくさん見かけることができた。

 

コスプレするには事前登録が必要だそう。また、厚生労働省が提供するアプリ「COCOA」のインストールが義務付けられている。感染対策はバッチリだ!

 

イラストコンテストの作品。

 

同心文化の発展を祈る

日本ではコロナ渦中でのイベントも、参加者各人の距離を保ち検温・除菌などの対策をしっかりとられた上で再開されつつある。まだまだ世界的に見たら予断を許さない状況ではあるが、こうした同人文化が衰退せず、新型コロナウイルスなどに負けずにさらなる発展を遂げてほしいと願うばかりである。

 

 

 

※写真は全て取材時に掲載許可をとっております。

 

 




Writer

佐藤志郎

2010年に広告制作会社を立ち上げる。主要な取引先は通信販売会社であるため、得意分野はダイレクトレスポンス広告。


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