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2021.03.03

【コスプレコンサル:M!kë】徹底した第三者視点が信頼のカギ

【鬼滅の刃】竈門炭治郎(カメラマン:ガイト/@gaito_photo

 

 

表に出る仕事から裏方までお任せあれ!

今回インタビューをさせてもらったM!këさんのTwitterを覗いてみると・・・そこには『コスプレコンサル』という文字が。なんかすげーかっこいい響きだ。これは気になる・・・

 

ということで、どんな活動をしているのか根掘り葉掘り聞かせてもらったぞ!!

 

【地獄楽】画眉丸(カメラマン:ガイト/@gaito_photo

 

「私、もともとはデザイナーをしていたんですよ。主にパンプスとかの企画からデザインを任されていました。そこから役者になって、企業さんのイベントとかをお手伝いさせてもらう中で、コスプレに関わる案件のお話をもらえるようになったんです」

 

お~・・・つまり、アニメグッズとかの企画ということだろうか?

 

【新世紀エヴァンゲリオン】惣流・アスカ・ラングレー

 

「それもありますよ。今流行っているものをリサーチして、企業さんに「こういう商品はどう?」って提案したり、こんなイベントだと盛り上がりますよって企画したり。お話をいただくこともあれば、自分から企業さんに案件を持ち込むこともあります。そういうお仕事を継続していただけているんで、コスプレコンサルって名乗っているんです」

 

なるほど、納得!!しかし法人ではなく個人のM!këさんが、企業から依頼を任されて裏方として仕事を回していくというのは、かなりの信頼を得ていないと難しいのではないだろうか。

 

【刀剣乱舞】和泉守兼定

 

 

大切なことは、質はもちろん早さと視点

「そうかもしれませんね、信頼は仕事の内容はもちろんですが、レスポンスの早さとかも大切じゃないですか。以前、デザイナーをやっていた経験が活きているんだと思います」

 

また、M!këさんが仕事をする中でのポイントは、自分の意見を抑えることだと話す。

 

「私はこれ好きだからこれやりやたい~のような、自分主体の考えは仕事では話さないように心掛けています。第三者の目線を持って、例えばSNSを調査したりするなどして客観性を保つようにしているんです」

 

【刀剣乱舞】山姥切国広(カメラマン:由貴/@9sagittarius

 

普通、仕事とは言え「自分の好きなジャンル」を扱うのだから、どうしても自分の主観が入ってしまうもの。我々だって、色んな方にインタビューさせてもらっているが、自分が好きなジャンルの話になると話が逸れる逸れる。

 

【刀剣乱舞】一期一振(カメラマン:由貴/@9sagittarius

 

 

全くの第三者に感動してもらうことがスゴいこと

「私がスゴいって思うもののポイントをどこに置くかが大切です。コスプレだったら、そうですね・・・普段からアニメを見ない、コスプレを全く知らない人が「スゴい」と思ってくれたら、それは本当にスゴいことじゃないですか?」

 

仰るとおりだ。全くコスプレをしない人、興味がない人の目線こそがフラット且つ完全な客観視。それにしてもここまで第三者的な視点にこだわる理由は何なのだろうか。

 

【僕のヒーローアカデミア】荼毘(カメラマン:由貴/@9sagittarius

 

 

作品と現実の狭間のバランスを考える

「コスプレを始めたのが中学生の時、家庭科の授業で課題を真っ先に終わらせて、みんながナップサックとか作っている時に、BLEACHの死覇装の作り方を先生に教えてもらったりしていたんです(笑)。そこから、どうしたらコスプレ衣装を手軽に上手に作れるか考えていました。そして決定的だったのは、2019年の世界コスプレサミットの国内決勝に出たときのことです。「どうして衣装にその生地を使ったの?」という質問をされました」

 

その一言にM!këさんは、コスプレ衣装に対する考えを覆されたそうだ。

 

【ヒプノシスマスク】伊弉冉一二三(カメラマン:霽月/@seigetsushi

 

「加工のしやすさとか色の再現性ではなく、時代背景を考えるようになりました。例えば中世の時代に化学繊維なんてありません。そして、作品の中の衣装の色が赤だったとしても、臙脂色の方が現実にした時、合っているかなとか考えるようになったんです」

 

たしかに!真っ赤な色よりも実際の人間に馴染む色の方が現実味が湧いてくる。

 

【鬼滅の刃】ヒノカミ神楽(カメラマン:霽月/@seigetsushi

 

 

これからの展望は世界!!

コスプレコンサルはもちろんのこと、役者やコスプレイヤーとしても活躍しているM!këさん。これからの活動はどうなっていくのだろうか。

 

「もともと海外が好きなので、世界にも目を向けていますよ。以前、フィジーで浴衣を着て撮影をしたこともあるんですが、その時に現地の方がとても盛り上がってくれたんです。だから例えば、日本ならではの殺陣を紹介したりしてみたいですね。裏方として企画したり、私も実際に出たりも考えています」

 

【るろうに剣心】緋村剣心(カメラマン:Hitoshi Iwakiri/@h_iwakiri

 

まさにM!këさんならではの展望。やはりオタク文化は海を越えるのだ!!ということを改めて認識させてもらった。

 

 

●M!kë

 

Twitter: @mi_ke80921

 

 




Writer

佐藤志郎

2010年に広告制作会社を立ち上げる。主要な取引先は通信販売会社であるため、得意分野はダイレクトレスポンス広告。

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