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2021.03.30

小説同人誌を出すときの印刷所の選び方

 

 

同人誌は、自分でコピー本(コピー機で原稿を印刷し、ホッチキスなどで本のようにまとめたもの)を作らない限りは、基本的に印刷所へ依頼します。

 

この記事では、小説同人誌を発行するとき、どのように印刷所を選べばいいのか、ポイントをのご紹介です。

 

 

 

小説同人誌には印刷所選びが大事

 

同人誌を作るとき、印刷所選びは重要なポイントです。それは、印刷所によって取り扱っている本の仕様が違うためです。特に押さえておきたい本の仕様を紹介します。

 

・サイズ

 

依頼したい印刷所に、自分の印刷したいサイズを取り扱っているかどうかは、印刷所選びの大きな決め手です。

小説同人誌ならではの大きさである、新書サイズや文庫サイズは特に注意が必要です。取り扱っているか、よく確認しましょう。

 

 

・カバーやしおり、帯付きなどのオプション

 

小説同人誌が印刷できるメニューには、カバー付きなどのオプションがついたものが多いです。これは、小説を印刷したい人の多くが、このオプションを望んでいるためです。カバーやしおり、帯付きであると、まるで書店に売っている小説本のような、見栄えがします。

 

 

 

このような特徴の印刷所はおすすめ

 

ここでは、おすすめしたい印刷所の特徴を紹介します。これらができるだけ多く当てはまっている印刷所を選べば、印刷がスムーズになります。

 

 

・マニュアルがしっかりしている

 

漫画同人誌は主にイラストソフトを使って原稿を作りますが、小説同人誌は主にWordを使って原稿を作ります。

文字の大きさ、余白、文字数や行数をネットで調べて自由に設定してもいいのですが、印刷所によっては『原稿作成ガイド』などのマニュアルがあり、それを読んで原稿作りができます。

そういったマニュアルがあるところは、初心者でも使いやすいという評判が多く、マニュアルの有無は大きな判断材料と言えるでしょう。

 

 

・小説用のセットがある

 

各印刷所には本を印刷するためのセット(パッケージのようなもの)が用意されており、中には『ノベルセット』のような小説向けのセットがある印刷所もあります。

こういったところは、元々小説を印刷する前提があるため、小説の原稿に対して専門知識があるスタッフさんがいます。なので、積極的にお問い合わせや電話でご相談することで、原稿を作る上での問題が解決することが多いです。

 

 

・原稿のテンプレートが用意されている

 

印刷所によっては、文字の大きさなどの設定が細かく設定してある、Wordのテンプレートを無料配布しているところがあります。そのテンプレートをダウンロードし、文字を打ち込めば原稿が完成します。テンプレートを使うと手早く原稿を作ることができるので、初心者でも使いやすいでしょう。

 

 

 

自分のニーズに合った印刷所を選ぼう

 

どんなに便利な印刷所でも、自分のニーズに合った所でないと、思った通りに本は印刷できません。

便利さ以外にも、チェックしておきたい印刷所のポイントを紹介します。

 

 

・値段帯

 

基本的に部数を多く刷った方が、一冊あたりの値段は安くなります。なので小数部であるほど、値段には注意しましょう。

もちろん本の仕様によっても、多少値段は上下します。

印刷所のサイトの見積もり機能や問い合わせなどを使って、依頼をする前に計算することをおすすめします。

 

 

・遊び紙などのオプション

 

遊び紙とは、本の最初や最後のページに入れるカラー紙のことです。

遊び紙などのオプションを入れたい、などのこだわりがあれば、それに対応した印刷所選びをも忘れてはいけません。

 

 

・締め切り

 

一般的に同人誌は、同人誌即売会の当日に向けて印刷します。早い締め切り設定にすれば、『早割』などといったサービスを受けて、安く刷ることができます。反対に、即売会までに余裕がなく、イベントギリギリに刷りたい場合は『特急便』などといったサービスを受けて、割高にすることもできます。

自分の原稿ペースをよく確認して、締め切りを設定しましょう。

 

 

まとめ

 

小説同人誌は、漫画同人誌と印刷の常識が異なる所が多いので、最初は印刷に戸惑うかもしれません。しかし、印刷所のサポートを受けながら印刷すれば、誰でも同人誌は作れます。

まずは、印刷所のサイトに行って、見積もりや本のセットから見てみましょう。そこからやる気と具体的なアイデアが生まれるはずです。

 

 




Writer

水無月 藤香

同人活動をしていた経験がある、新人Webライター。得意分野は同人誌とカップリングなどのオタク文化。可愛いものに目がない。


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