小説同人誌は何文字から？

 

 

「小説同人誌を作りたい！でも何文字くらい書けばいいんだろう……」

 

同人誌を作る上で、こんな悩みはありませんか？

 

今回は、小説同人誌を作る上で何文字ほど必要なのか、その他、小説同人誌を作るコツを紹介します。

 

 

 

小説同人誌は最低限何文字書けばいい？

 

小説同人誌を作るとき、まず知りたいのは「最低何文字ほど書けばいいか」でしょう。それを知る前に、この章では、改めて文字数が必要な理由を説明します。

 

・販売するためにはある程度文字数が必要

 

小説同人誌を売るためには、ある程度文字数は書く必要があります。

 

例えば、某印刷会社ではカバー付き文庫・新書セットの料金表には68ページから記載がしてあります。

 

どれくらい書けば何ページになるのか知りたい場合は、種類は問わないので、同人誌のテンプレートに自分の小説の文章を流し込んでみましょう。

 

・ページ数が多いと読み応えがある

 

本にある程度の文字数……、つまりページ数があると、読み応えが生まれます。

 

読みごたえのある本だと、創作者に付いているファンも喜びますし、本を作り終えたとき、創作者自身も達成感が生まれます。

 

 

 

推奨する最低文字数

 

さて、本題である、小説同人誌に必要な文字数を定義づけていきましょう。

 

ここでは、実際に元同人作家であった私（ライター）が作った同人誌や、一般に売られている文庫本を参考に算出します。

 

私が実際に作った同人誌は、4万3000字（96ページ）ほどでした。

 

38×17のレイアウトでしたので、前述した68ページだと、

38×17×68×0.7（余白などを考えて、ここでは紙の全体の7割書いている、とします）＝30,749.6

約3万字、本にするにあたって必要になるでしょう。

 

3万字書けなくても、レイアウトなどを工夫すれば、本は完成します。

 

コピ本なら4ページから印刷できるので、初めて同人誌を作る前にコピ本だけ作ってみると、今後の同人活動の夢が広がりやすいかもしれません。

 

※日本語での算出となります。

 

 

 

文字数が書けないときは……

 

さて、小説同人誌に必要なおおよその文字数が分かりました。

 

しかし、「普段は短編小説を書いていて、長編が書けるか分からない……」「そもそも○○文字くらいしか書けない！」という創作者はどうすればいいのでしょうか。

 

この章では、そんな方へいくつかの案を紹介します。

 

・短編集を作る

 

例えばテーマを決めて、それになぞった短編をまとめたり、特定の二人の恋愛物語をまとめたり……。

 

「夢十夜」（夏目漱石）など、短編集は商業誌でも一般的で、同人誌でもその割合は少なくありません。

 

・再録集を作る

 

再録集とは、創作者が今までWebや同人誌で出した漫画や小説を、改めて紙面上にまとめたものです。

 

創作者には多かれ少なかれファンがいます。したがって、その輝かしい作品をまとめた本が欲しくないファンはいないでしょう。

 

再録集とは、同人世界ならではのもの。

 

作品はもう出来上がっていますから、レイアウトや修正などを行うだけで同人誌が完成するのは、大きなメリットですね。

 

 

 

まとめ

 

同人誌を作る上で不安な要素はたくさんあります。作業量、時間、体力、やる気……。

 

文字数はこの「作業量」に当たります。

 

もし、文字数が書けなくて挫折しそうになったら。この言葉だけ覚えてください。

 

「同人作品を創作するパワーは一般人には無い並外れたもの。あなたのその創作している姿勢は本当に美しい」

 

創作者は創作するだけで素晴らしい。自分の体を第一に小説を書きましょう。

 

 

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