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2021.05.28

アンケート企画『コロナ禍の一年、オタ活を振り返って』前編

 

 

 

毎度好評のアンケート企画、おかげさまで5回目を迎えました!今回は、敢えてこれまで触れてこなかった題材を取り上げます。

まずはこちらをご覧ください。

 

 

このグラフは、回答者106名の方々の「この一年のオタ活の勢いの変化」の内訳です。7割以上の方が減ったと回答されました。読者の皆さんもお気づきの通り、この結果はコロナ禍の影響と深く結びついているようです。

 

ということで第5回アンケート企画では『新型コロナウイルス感染症の影響とオタ活の関係』を深掘りしていきます。日本のオタクの皆さんに、この1年のオタ活をじっくり振り返っていただきました!

 

※アンケート実施期間:2021年4月20日~5月4日

※記事内容は2021年5月時点の日本国内の情勢に基づいたものです。

 

 

 

この一年、貴方のオタ活の勢いの変化は?

 

まずは先ほどの円グラフの回答の理由を探っていきましょう。

 

大半を占めた『減った』とお答えになった皆さんに理由を尋ねると…?

 

 

「オタ活の場が減った・なくなった」ことを挙げられた方々は、実に全体の8割以上。現在もイベントの開催制限や会食の自粛の呼びかけは続いています。活動へのモチベーションを高めたり同志との交流を深める為にも、オタ活の場は大切な要素。この影響は私達の想像以上に大きいものかもしれません。

より詳しいコメントはこちら!

 

~ 減った ~

『コロナで仕事に支障が出てド田舎実家へ引っ越したためにグッズショップやイベント、コラボカフェ等に行くのがかなり難しくなった。』(20代女性)

 

『会社がコロナ患者への対応フローが不十分+私生活まで制限されているため、コスプレしたくてもできないし、イベントに参加したくてもできない。周りはコスプレしたり友達と遊んだりしているのになんで私は…という葛藤の中働いています。』(30代女性)

 

『イベントの大半が中止・延期になり、友人との約束も延期になる事が多くなり、モチベーションの維持が困難に。』(30代男性)

 

 

~ 変わらなかった ~

『イベントなども決まったものしか行ってなかったのと、仕事が減った分趣味の作業量が増えるかと思いましたが、モチベーションが上がり辛く結果的には前とほぼ変わりませんでした。』(30代男性)

 

『元々1人でゲームしたり、コスプレ衣装を作ったりしていたので。』(20代女性)

 

 

~ 増した ~

『今まで仕事にばかり翻弄されてきましたが、自分一人でいる時間が増えたため、読みたかった作品を手に取ったり、作りたかったコスプレの衣装製作など、今すぐやりたい!と思ったことを以前より実現できるようになった気がします。』(20代女性)

 

『コロナ禍きっかけでコスプレイヤーから絵描きにシフトしたので、さらに活動範囲が増えた』(30代女性)

 

『変わらなかった』『増えた』と回答された方々は、元々のオタ活スタイルを継続できたり、ご自身がより活動しやすいように方向転換された、という傾向が強いようです。

 

 

 

*どんな種類のオタ活で変化がありましたか?

では、具体的にどんなオタ活で勢いの増減があったのでしょうか?全17項目のオタ活でそれぞれ比較したところ、その差が一目瞭然の結果となりました。

 

~ 比較的勢いが増したオタ活 ~

 

 

特に『ゲームプレイ』『動画共有・配信サービスの利用』が増えた方々が多い結果となりました。ステイホームの心強い味方ですね!人と会えない分ゲームのマルチプレイを一層楽しめるようになった、という声も寄せられました。外での出費が減った分、ゲームや動画視聴への課金が増えた方もいらっしゃるようです。

 

~ 比較的勢いが減ったオタ活 ~

 

 

イベント開催の中止や延期が相次ぎ、会場に出向いて楽しむオタ活は「やりたくてもできない」状況が続いています。『オタクの友人同士の集まり』の減少は飲食店の営業縮小の影響も少なからずあることでしょう。

通販が利用できるグッズ収集や自宅で楽しめる二次創作活動は勢いの減少が抑えられているようですが、オタ活自体のモチベーションや資金の使い道が個々人次第であることから分散が見られる結果となりました。

 

 

~コメント~

『グッズをもともと集めてはいなかったのですが、推しに会うこともライブもなくなり、出来心で買ったら沼にはまりました。笑』(20代女性)

 

『コロナ禍で懐かしのボカロ曲にハマっていたので動画を見たり音楽鑑賞をする機会が増えました。』(10代女性)

『リアルイベントの減少。プレイしているゲームの同じ団の人とのオフ会ができなかった。』(20代男性)

 

 

この一年でオタクの皆さんの活動スタイルにどんな変化が起きたのか、お分かりいただけましたでしょうか?

まだまだ続く結果発表。次回・中編でもコロナ禍を生きるオタクの皆さんの体験談をドドンとご紹介します。お楽しみに!

 

 




Writer

KAMOMI

管理栄養士にしてコスプレイヤーの新人ライター。得意分野はコスプレを主とするオタク文化、食物・栄養関連。


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