2023.09.03
【アニメ道_Vol.04】アニメへの恩返し、企業としてできること
大人になってもアニメっ子。株式会社LOL(Doujin World運営会社)代表の小川です。
過去3回に渡り、私のアニメに対する私見やアニメに携わる方々へのインタビューを掲載してきたアニメ道。まずは今回で一区切りとなります。
いやぁ、アニメ企画楽しかった!正直言えば、もっともっとアニメについて私の想いを書き連ねたかったのですが、そんなもんチラシの裏に・・・というのが読者の皆様の正直な気持ちでしょう。なので2回目3回目は、アニメ職人からの視点やビジネスにおける現状をインタビュー形式でお届けしてきました。また、お話を掲載させていただいたお二人以外の方々からもアニメ業界に関する内情・実情を伺うことができたのです。
そして全てをまとめると・・・アニメ道_Vol.01でお話しした私の近年のアニメへの違和感はここに集約されるということがわかりました。
作りたいけど作れない圧倒的な人材不足!!
そう、アニメの本数は年々うなぎ登り。下のグラフはアニメの制作本数です。波はあるものの、2000年と比べると2018年では約3倍に!!
この理由としては、コアなアニメファンが増えたと言うより、アニメを見るという行為が幅広い年代にとって当たり前になってきた結果なのではないでしょうか。
ただ、私が話を伺った方々は声を揃えて「嬉しい悲鳴」をあげます。なぜなら作る人がいない。圧倒的なアニメーター不足。そのため制作本数に反比例して1本にかける労力や制作期間が減ってしまうのです。また、アニメ化の企画があったとしても実際に映像になるのは4年後になるという話も。まさにアニメ制作の大渋滞。つまり、私が感じていた↓の4つは、ほぼほぼ全て人材不足が原因だったのです!
・度重なる放送延期
・構図や色彩のバランスが崩れる
・過去の放送内容のおまとめ回の増加
・話の途中でも1シーズンで放送終了
私を育ててくれたアニメに感謝を込めて
ちょっと話は変わりますが・・・アニメを視聴していて、人生の転機なった言葉ってありますか?私はあります。感動を与えてくれた言葉、勇気づけてくれた言葉、前向きにさせてくれた言葉・・・ただ今は、この人のこの言葉が頭に浮かびました。
「君には、君しか出来ない、君になら出来る事があるはずだ。誰も君に強要はしない、自分で考え、自分で決めろ・・・自分が今、何をすべきなのか。ま、後悔のないようにな」
ご存じの方も多いかもしれません。エヴァンゲリオンに登場する加持リョウジさんの台詞です。もちろん私が背負っているものは主人公の碇シンジ君よりも軽いです。そして何かしらの敵に立ち向かっていく必要なんてありません。
それでも、この台詞が・・・この台詞だからこそ今の私の背中を押してくれた理由をお話ししましょう。
アニメ事業部作ります。海外に!!
企業の使命は雇用を生み出すことに他なりません。そこに私のアニメファンとしての想いを乗せる。今、アニメ制作は海外が主戦場だということは前回・前々回のインタビュー記事でも記載しました。だからこそ、行ってきます。海の向こうへ!!
正直、怖いです。全く見通しが立ちません。それでもやるのです。
なぜなら、これが私の同人活動だから—
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Writer
小川恭平