2021.08.25
旬ジャンルって何?旬ジャンルを創作するメリットとデメリット
Twitterを始めとするSNSで同人活動をしていると、「旬ジャンル」という言葉を見かけませんか?
今回はこの旬ジャンルについて紹介していきます。
旬ジャンルとは
ジャンルとは、同人界隈では二次創作の題材となる漫画やアニメ、ゲームのタイトルのことを指します。
旬ジャンルは、そのタイトルの中でも特にそのとき流行っていて、メディア展開やグッズ展開、二次創作が活発化しているジャンルのことです。
旬ジャンルと言われるだけあり注目度も高くなる結果、たくさんの創作者も出てきて、同人誌やグッズなどが多く発行されます。
ジャンルが「旬」を迎えるタイミングは、アニメの放送やゲームの配信直後などが多いです。
放送や配信によって高まった熱が伝搬、ファンの方たちがSNSなどで盛り上がったりすることで、そのジャンルの知名度が上がり、二次創作も活発化する、という仕組みです。
旬ジャンルのメリット・デメリット
旬ジャンルを題材にして漫画を描いたり、小説を書いたりと創作活動することは、全てが良いことだとは限りません。では、どのようなことが起きるのでしょうか。
ここでは旬ジャンルをかく(描く・書く)メリットとデメリットをお伝えします。
・メリット
旬ジャンルを題材として取り上げる場合、一番のメリットは知名度があることです。SNSに作品を投稿すると瞬く間に拡散され、多くの人に視認してもらえます。
クリエイターにとって、「いいね」や「リツイート」は作品の評価のようなものなので、拡散力があると、その評価は集まりやすくなるため、やりがいを感じやすいでしょう。
何より、沢山の人に手に取ってもらえるチャンスが増えることは、評価だけでなく現実的にも次の作品に繋がっていくことが魅力です。
・デメリット
しかし一方で旬ジャンルは、もろ刃の剣にもなり得ます。知名度があるということは、色んな人が集まりやすいということです。
黙々とイラストを投稿し続ける人、ワイワイ交流をしながら作品の愛を深めたい人、作品を見るだけの人……。
中には人の作品を盗んだり、誹謗中傷をしたりするマナーの悪い人も現れます。
旬ジャンルで活動していると、必然的に目につきたくさんの人と交流していくはずです。もちろん、マナーの悪い人たちと相対するのは旬ジャンルに限ったことではないです。しかし、接する人数が増えれば、そういった人に会う可能性もあります。なので、気疲れしてしまうこともあるでしょう。
更に旬ジャンルに固執をしてしまうと、本来活動し続けていたジャンルから手が離れてしまい、今までファンだった人たちが離れてしまう恐れがあります。
両方とも頑張るか、旬ジャンルに絞って活動するかで、頭を抱えてしまうかもしれません。
旬ジャンルで活動する際は、その両面をきちんと理解したうえで、取り組んでいきましょう。
拡散力について
旬ジャンルの強みは何と言っても「拡散力」があることです。
例えばクリエイターとして飛躍したい場合、旬ジャンルで作品を創っていけば認知されやすいため、多くはメリットに繋がります。しかし表現の方法を間違えてしまったり、突然注目を浴びたことにあぐらをかいてしまうと、炎上に繋がりやすいです。
旬ジャンルで活動するときは、その後のことも考えて慎重に創作することをおすすめします。
なお普通のジャンルにも、もちろん拡散力はあります。旬ジャンルほどではありませんが、作品は広がりますし、交流もできます。しかし、旬ジャンルの有無に関わらず、最低限のマナーを守ることは気を付けましょう。
まとめ
旬ジャンルの界隈にいると、たくさんのクリエイターによる多くの作品が溢れかえり、毎日がとても楽しいものとなります。
しかし同時に、炎上しやすいジャンルにもなるので、旬ジャンルに触れるときは、もう一度同人活動に対するマナーを意識するようにしましょう。
その上で、旬ジャンルでの創作をぜひ楽しんでくださいね。
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Writer
水無月 藤香
同人活動をしていた経験がある、新人Webライター。得意分野は同人誌とカップリングなどのオタク文化。可愛いものに目がない。