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2023.05.10

【出張報告】フランスのオタク文化事情を体験してきた!

 

ボンジュール!

 

おっと、失礼しました。染まってました。おフランスに!!

 

Doujin Worldの運用をしております、株式会社LOL(Doujin World運営会社)で代表を務める小川と申します。

 

さて今回、皆様にご報告がございます。それは別事業でフランス出張をしてきた時のこと。

 

フランスと言えば、欧州では指折りのオタク文化への理解が深い国。本来の目的(別の事業)をちょっと抜け出して、フランスオタクとお近付きになれるチャンスなのでは!?とか、ワクワクしていったわけです。

 

 

 

たまたま降り立った駅がマンガ版カンヌ・・・という聖地

 

皆様はアングレームという地域をご存じでしょうか?お恥ずかしながら、私は存じ上げませんでした。ただ、たまたまアングレーム駅に降り立ったわけです。そしたら、あれ・・・?なんか親近感が湧き出してくる。なぜかフランスらしからぬイラストが・・・。

 

調べてみるとびっくり!!

 

アングレーム国際漫画祭という催しが開かれている地らしい。こちら、なんとフランス最古のマンガ関連のイベントで、マンガ界のカンヌと評されるほど誉れ高いものなのだとか。その歴史は49年にも上り、来年は記念すべき50年!!

 

もちろん日本のたくさんのマンガ家さんも栄誉ある賞を受賞されているので、ぜひWikipedia等を覗いてみてほしい。

 

アングレーム国際漫画祭

 

マンガにおいても、こうした賞が用意されているとは、さすがオタク文化に造詣が深く、芸術の国だけなことはある。

 

 

 

 

 

 

 

いざ行かん、芸術の都『パリ』

やはりフランスに行ったからには、パリは外せない。世界に誇る芸術の都だ。

 

そして、フランスにおけるオタク文化の聖地的存在もパリにある。場所はノートルダム大聖堂の近く、シテ通り~ダント通りというメインストリートにかけてアニメショップ等が点在しているのだ。

 

まさにフランスの秋葉原!!(というと、過言かもしれないが・・・)

 

 

 

 

それでも異国の地でオタク文化に触れる機会というのは、心高鳴るもの。さぁ、店のドアを叩くと・・・

 

なんてこった・・・行く店全てが定休日だと!?

 

 

さすが休日が多い国とも言われるフランスである。通常の小売店でも、休み時はしっかり休むらしい。こういうところを日本も見習ってほしいなぁ・・・。

 

 

 

 

フランスで日本のマンガを堪能する

実を言うと、私は10年ほど前に一度、フランスを訪れたことがある。「日本のオタク文化をもっともっと海外へ!」を目指し、起業を考え始めた頃だ。ただ、本当に海外にオタク文化は広がりつつあるのか・・・確信が持てない部分もあった。そこで、下調べとして選んだ地がフランスだったわけだ。

 

もちろん私の期待以上の結果が待っていて、特に驚いたのがマンガ喫茶があることだった。とは言っても、日本のよくあるネットカフェのようにブースが細かく分かれているのではなく、イメージとしてはマンガが大量に置いてあるフードコートという感じ。日本のマンガも所狭しと並んでいて、しかもほぼ最新刊までフランス語に翻訳されていた。

 

 

 

 

そんなマンガ喫茶が10年後の今、どうなっているのだろうか・・・。

 

足を踏み入れて驚いた!まさに芸術の都に相応しいオシャレなカフェになっている。その中にマンガが並んでいるのだ。日本のネットカフェが当たり前の私からすると違和感しかないのだが、なぜかスッと受け入れることができてしまう。

 

この理由を考えてみた。

 

まず、フランスはオタクという文化に垣根を設けていないのだ。芸術表現の一つとしての認識に近いのかもしれない。だからこそ、オタク文化・アニメイラストを景観と調和させたデザインとして取り入れることができるのだろう。

 

ここは日本も見習うべき点かもしれない。キャラクターや作品の押し出しは販売広告として不可欠だ。その反面、日本が誇るオタク文化をネオ和風として昇華できたならば、一つの武器になるのではないだろうか。

 

我々Doujin Worldは、そんな日常の中にあるオタク文化の発展に寄与していきたいと改めて感じた。

 

 

 

●Twitter:@doujinworld




Writer

佐藤志郎

2010年に広告制作会社を立ち上げる。主要な取引先は通信販売会社であるため、得意分野はダイレクトレスポンス広告。


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