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2020.05.23

【コスプレイヤー:ルリ】好きなことをやり続ける強さ

初音ミクさんのコスプレでインタビューを受けてくれた

 

 

自分でもできるかな・・・って思った時が始め時

 

コスプレ歴は10年以上というルリさん。年齢は10代・・・なのに10年以上とは、如何に??というツッコミは野暮というもの。コスプレイヤーに実年齢なんてナンセンスだ!!身に纏うキャラクターの年齢こそ、コスプレイヤーの年齢に違いない。今回のルリさんは初音ミクさんなので・・・16歳というわけである。

 

さて、そんなルリさんがコスプレを始めたきっかけをまずは聞いてみた。

 

「もともとアニメとかマンガ、声優さんが好きだったんです。ライブやイベントにも行くようになって、会場でキャラクターのコスプレをしている人をよく見ていました。でも、自分がやろうとは思わなかったですね(笑)。でも、そんな時に仲良くなった友人がコスプレをしていて。身近な人がしていると私もやってみようかな、できるかなって気持ちになるじゃないですか。それで試しに・・・」

 

語り合い、そして好きなキャラクターに扮する事ができる仲間がいれば、あとはもう雪だるま式に衣装は増えていくのだろう。

 

「でも、最初のコスプレはキャラクターじゃなかったんですよ。メイドとか制服とか。ちょっと一般的なところからですね。それで、慣れてきたっていうのもあったと思うんですけど、キャラクターものも着るようになりました。一番最初にしたキャラクターのコスプレは、アンジェリークのマルセルです」

 

 

 

コスプレイヤーと言えば、キャラ自身になりきる変身が醍醐味ではあると思うのだが、ルリさんの場合はちょっと違ったそうだ。

 

「このキャラになりたーいって、あまり思ったことはないですね。衣装を着るとそのキャラに包まれているような感じ。もちろん変身願望があるレイヤーさんもいますけど、私の場合はそのキャラに最も触れていられる気になるのがコスプレなんです」

 

 

 

衣装を買うだけじゃなく作ることも愛

髪飾りやヘッドフォンは自作だと話す

 

今までのコスプレ活動の中で、20以上の衣装を着てきたというルリさん。最初はセットを購入しているだけだったが、今では自作をすることも多いと言う。

 

「私がコスプレを始めた当時は、ウィッグとかまでこだわっている人は少なかったんです。地毛でそのまま〜って子も結構いましたしね。だから自分が満足して着れているならそれで良しだったんですけど、今は時代が変わって・・・かなり細部まで作り込んでないといけないような風潮になってしまいましたよね。TwitterとかのSNSが流行りだして、楽しもうというより注目されたいって人が増えたのも、コスプレが発展していった理由の一つだと思うんです。例えば、あるキャラクターのコスプレをしている人同士が、昔だとそのまま仲良くなることがあったんですけど、今だとどっちが優れているか競争みたいになっちゃうこともあって・・・」

 

 

Twitterの「いいね!」や「リツイート」をお金で買ったという話もめずらしくない。コスプレイヤーの世界も大変なのだろうか・・・

 

「逆を言えば、そのおかげでコスプレの質も上がりましたし、販売されている衣装だって生地からこだわっていたりするものもたくさん増えてきました。そういう点から見れば、とてもいいことですよね」

 

 

 

好きなことをしているという自信を持とう

コスプレを取り巻く現状にちょっと悩み気味なトコロも・・・

 

キャラクターに変身したい、キャラクターに包まれたい・・・そんなコスプレイヤーの根源的な欲求ではなく、注目第一になるとどうしても増えるが露出系。ルリさんはコスプレイヤーとして、時折社会問題にもなる露出についてが悩みなのだそう。

 

「やっぱり肌を見せれば見せるほど、男性の方から見られるっていうのは理解できるんですけど・・・それが目的になっちゃいけないかなって。それに、例えばニュースサイトとかでも露出が多い人の方が取り上げられやすいのかなって風潮もありますし。という状況なので、コスプレイヤーイコール露出って思われることもたまにあるんです。でも、そんなことはないんですよ!ってことを知ってほしいですね。あと、美人レイヤーさんばかりじゃないよって(笑)。私は好きでコスプレをしているので、自分の満足が第一です。たまにコスプレイヤーさんを見て「あーでもないこーでもない」って方もいるようですが、みんな好きを追求してるので批判なしで楽しくやろ!って思っちゃいますね。もし、これからコスプレに挑戦してみたいって人は、衣装を買っても作ってもいいので、とにかくやってみましょう!新しい世界が開けちゃうかもですよ」

 

 

 




Writer

佐藤志郎

2010年に広告制作会社を立ち上げる。主要な取引先は通信販売会社であるため、得意分野はダイレクトレスポンス広告。


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