2020.09.12
【コスプレイヤー:HIKARU】真のナルシスト・・・その意味とは?
2020の覇者・・・現る
DoujinWorld主催のコスプレ撮影会、第二弾!!登場するのはこの男・・・煌めくカジノにスターの輝き・・・HIKARUさんだ!!!何を隠そうコスプレオブ・ザ・イヤー2020の男性・男装部門のグランプリ!!チャンピオン、王者である。やべぇ、オーラまじやべぇ。これは絶対モテるわぁ。
「はい!もちろn・・・いやいやいや、決してそんなことはなく!!」
と、謙遜し始めるHIKARUさん。
「実際、周りからはスーパーチャラ男と言われることは多いです。まぁ、それは仕方ないですけど・・・ナルシストですし」
やっぱりこの方、陽のキャラの者か。
「う~ん、そういうわけではなくて、自分が本気で楽しんでいるからこそ、ナルシストなんです。コスプレしている自分をいかに好きになれるか、それがコスプレを楽しむ秘訣ですから」
なるほど、自分に自信がないという人も多いことだろう。もっとかっこよく、かわいく変身したい。それもコスプレをするきっかけの一つになるかもしれない。
※協力:スタジオプラネアールさん
コスプレへの想いを語るHIKARUさん。
一番最初に自分を褒めてあげよう
「ですね、せっかく自分がなりたいと思っているキャラクターになっているんです。そんな自分を素直に褒めてあげましょう。僕は、衣装を着たらまず最初に「かっこいい!」って自分に声をかけたりもしますよ。撮影中だって、写真を見ながら「いいね~」って言ってますから(笑)」
そう、コスプレをするのであれば、自分が自分の一番のファンでいることこそ、最も大切な心構えだ。そんなHIKARUさんにも、コスプレを始めた当初は苦悩もあったそう。
「初めてコスプレをしたのは高校生の時。学校のクラスメイトには黙っていたんですけど、いつの間にかインターネットの画像が広まっちゃったんですよ。それでコソコソ言われることもありました。その頃は、まだ男性コスプレイヤーって珍しかったんです。それこそ、ナルシストだとかなんとか・・・」
出る杭は打たれる。日本の悪しき風習かもしれない。しかし・・・出すぎてしまえば打たれることなのないのだ!!
「影で言われるんなら、直接見せてやる!!って思って、文化祭でコスプレしたんです。そうしたら何か言われることはなくなりましたね」
男前・・・この突き抜けるカッコよさや心意気も写真から溢れ出ているからこそ、チャンピオンにまで上り詰めることができたのではないだろうか。
この貫禄・・・さすがグランプリだ。
但し、イケメンにかぎ・・・らない!!
「最近では男性コスプレイヤーも増えてきましたね。販売されている男性用の衣装も増えているし、ウィッグも選びたい放題です。だからコスプレを始めるにはとてもいい環境なのかもしれません。そこで一歩を踏み出すために、偉そうかもしれませんが簡単なアドバイスをさせてください」
おぉ・・・チャンピオンからのありがたい提言か??
「世の中、イケメンに限る!!なんて言われがちですが、全くそんなことはない!」
は・・・?
「そりゃ、イケメンな方は確かに元がいいだけに女性から声援をもらいやすいかもしれません。僕だってグランプリに選んでいただきましたが、メイクを落としたら・・・まぁ、アレだし。こだわりと努力とアイデアを積み重ねて、自分に合うキャラクターを知れば、誰だってイケメンに対抗できるようになれるんです。それってすっごい面白いと思いません?」
そう、HIKARUさんの言う通りコスプレは、自身の外見だって素材の一つ。自分を見極め、突き詰めていけば誰にだってヒーローになれるチャンスがあるのだ。
「そして、結果としてきゃーきゃー言われるのは、もちろん気持ちいいんですが、衣装縫ったり化粧品を選んだり、地味そうなことも楽しんでほしいです」
なるほど、やはり極めるためには影の苦労も必要だし、それすら楽しむ気持ちが自分をさらに高めるのだろう。そんなHIKARUさんだが、今ではコスプレ以外にも様々な活動をしているそうだ。
ワインではなく、その眼力に酔わされそう・・・
HIKARUというコンテンツを確立。その中の一つがコスプレであればいい
「例えばライブ配信は、あえてコスプレをしないで出てみたりもしています。また、You TubeではコスプレについてのHowto動画をアップしていますね。と聞くと、一貫性がないように感じられるかもしれませんが、目的は一つなんです」
おっしゃる通り、これだけではどこを目指しているのかわからないが・・・
「コスプレを知らなかった人、興味がある人に一歩を踏み出すきっかけにしてもらえればいい。逆に、コスプレで僕のことを知ってくれた人には、HIKARUというキャラクターではない人間の部分をどんどん出していきたい。コスプレていうオタク文化を愛する人たちを元気付けたり笑わせたり、時には勇気をあげたり。そんな存在になりたいです」
さすがチャンピオン・・・今の立ち位置へ至るまでに支えてくれた人たちへの恩返しや、コスプレ文化への貢献という想いが込められている。
「今の自分だからできることってきっとあると思います。でも逆に、コスプレオブ・ザ・イヤーのグランプリにも固執したくない。ひたすら楽しんで、自分らしくオタク文化を広めていく。それが本当のナルシストだと思います」
■HIKARU
Twitter:@tv_hikaru
Instagram:ashkr72
You Tube:D-sys
撮影会に参加いただき、ありがとうございました!
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Writer
佐藤志郎
2010年に広告制作会社を立ち上げる。主要な取引先は通信販売会社であるため、得意分野はダイレクトレスポンス広告。