『初音ミク「マジカルミライ 2020」in OSAKA』に参加してきた！

2020.12.19

『初音ミク「マジカルミライ 2020」in OSAKA』に参加してきた！

季節は冬間近。１１月の終わりだ。

向かった先はINTEX大阪・・・

『初音ミク「マジカルミライ 2020」in OSAKA』の会場である。マジカルミライとは、初音ミクたちバーチャル・シンガーの3DCGライブと、創作の楽しさを体感できる企画展を併催したイベントである。2020年は、OSAKAテーマを「MATSURI – 夏まつり – 」、TOKYOテーマを「MATSURI – Winter Festival -」として展開している。

現地に着くとひんやりした空気、コロナ禍でOSAKA開催が当初の8月から11月へ延期となり、致し方ないとは言え、この季節で【夏まつり】か・・・なんて少しでもひねくれた見方をしたのを反省した。

だって会場、夏レベルの熱気なんだもん！！

『初音ミク「マジカルミライ 2020」in OSAKA』のメインビジュアル

とは言え、やはりコロナ対策でソーシャルディスタンスなどを保つための対策はバッチリ。検温や消毒は当たり前だ。一時は中止さえ噂されていたのに、よくぞここまで・・・全国ボカロファンは歓喜に震えたことだろう。

そこで、今回のマジカルミライを開催する上で苦労した点などをマジカルミライ製作委員会に取材させてもらったぞ！！

マジカルミライ製作委員会へインタビュー！！

まず、新型コロナウイルスの蔓延によって、開催中止になるのでは？というファンの不安な声も多く聞かれていた中、開催を決定付けた理由はなんだったのでしょう？

「自治体や開催会場等と協議のうえ、新型コロナウイルス（COVID-19）感染拡大予防ガイドラインに準じた対応・対策を行いながら開催することを決定いたしました」

なるほど、やはりこうしたイベントは会場や行政との連携が何よりも重要なのだということが伝わってきます。ライブも会場を実際に拝見しましたが、開催にあたって来場者同士の距離を確保したり、ライブ公演の収容人数（客席数）を50%に制限し３部制にするなどという様々な対策が見られました。

「例年と異なる部分も多くありましたが、ご来場の方には注意事項や会場アナウンスなどをお守りいただいたうえで、お楽しみいただきました。皆さまにご協力いただきましたこと、大変ありがたく感じております」

有名ボカロＰもクリエイターズマーケットに参加！！

今回も凝った公式グッズがもりだくさん！！

いえいえ、こちらこそありがとうございます！ちなみに、多くのファンが気になるところだと思うんですが、ライブのセットリストはいつ頃決まったんですか？

「当初は３月頃に大枠が決まっていました。ただ、ガイドラインなどを考慮して、８～９月にセットリストを組み直した経緯があります」

MEIKOさん、１５周年おめでとう！！

なるほど・・・そんな直近にセットリストを組み直すなんて、かなり大変なイメージがあります。SNSでは「コロナ禍だからこそ刺さった曲もあった！！」なんて声も聞かれました。

「もともと予定していた曲もありますが、この状況下だからこその選曲もございます。また、演出や曲順によってはお客様の心への届き方も変わってくるため、今の状況を踏まえて相当シビアにそれらを考えました」

やはり！運営側の皆様の想いが届いたのか、会場には涙する人も見られました。ただ、コールをしたり叫んだりしたくなるような曲も多く、仕方がないとは言え、ちょっともどかしい気持ちを抱えた人もいたような・・・。

「これもガイドラインに従って、皆様には大声での発声を控えていただく形となりました。そのため、例年より視覚的な演出を増やすなど、違う表現も取り入れています。ただ、いつもと変わらないものも残すべきだと考えていました。コールしたくなる曲は、初音ミクのライブで必要だと思っていますが、今回は心の中でコールしていただくか、ペンライトや拍手などで表現してもらいました。」