2021.01.20
【コスプレイヤー:monster】NEO秋葉原女子におけるギャルとオタクの融合
コスプレイヤー・オブ・ザ・イヤー2021(女性・女装部門)グランプリ登場
まずはコスプレイヤー・オブ・ザ・イヤー2021(女性・女装部門)グランプリ・・・おめでとうございます!!!
「ありがとうございます!2020でも決勝のステージに立たせていただいて、でも1位をとれなかったので、本当に嬉しいです」
なるほど、リベンジですね。それはもう並々ならぬ思いがあったのではないでしょうか。
「実はですね・・・去年は負けても当たり前だったのかもしれません。コスプレってどんなものなのかわかってなかったこともありましたし、コスプレ愛だって他の出場者と比べて足りないなって感じることもありました。ただ、今回はどうしても優勝したかった。叔母に優勝したよって報告したかったんです」
優勝に懸ける思い・・・理解者への感謝と報告
え・・・?叔母さんにですか?
「はい、2020の時からずっと応援してくれてた私のコスプレの理解者でした。でも、昨年8月・・・コンテストのちょっと前に他界しまして。だから、今回の2021は負けられなかったんです。絶対に叔母に優勝した姿を見せたい、もちろん応援してくれた方々全員に感謝なんですが、叔母に「やったよ!」って伝えたかったんです」
そして見事グランプリを獲得しましたからね!!天国の叔母さんもきっと喜んでいることと思います。
「でも、まだまだ私のコスプレは未熟な部分があるんだなって、決勝で皆さんの衣装とか立ち居振る舞いを見て感じました。すごい人がいっぱいいましたから、コスプレの未来は明るいですね!」
好きなものを理解してほしい・・・その思いを伝えたい
monsterさんも、そのコスプレ界を背負って立つ一人になられたわけですが・・・やはりライバルやコスプレ仲間同士で切磋琢磨し合ってぜひぜひ盛り上げていってほしいです。
「・・・そ、それはそうなんですが・・・」
何か歯切れが悪いmonsterさん。何か言いにくいことがあるのだろうか・・・。
「と、友達がいないんです!!!」
!!??
ここで突然、そんなことをカミングアウトされても!!!
「私、ドラゴンボールの人造人間18号のコスプレをさせてもらったんですが、、私の周りにはコスプレじゃないのにそんな髪をしている子ばかりでして・・・」
つまり、ギャルですね!
「そう、ギャルです!クラブに行ったりブランド物のバッグが好きだったり、アニメと言えばONE PIECEくらいしかしらない友人しかおらず、コスプレ仲間がいないんです。あ、そんなギャル友から一人だけ無理やりコスプレに引き込んだので、正確には一人・・・」
おぉぅ・・・ギャルと言えば、オタクとは対極をなす者たち。ギャルが『陽』ならオタクは『陰』。
「でも、でも、そんなギャル友にもコスプレってこんなにおもしろいんだよ!!ってどんどんアピールしていきたいんです。ハロウィンとか、みんな渋谷で仮装したりして楽しむのに、なんでアニメだからって変な目で見られなきゃいけないのか理解できない。だから、私を見てもらうことでコスプレに対する偏見がなくなればいいなって思ってます」
ギャルはオタクを知り、オタクはギャルを知る・・・相反する者たちの融合こそmonsterさんの強み。ちなみに、monsterさんの私服はギャル友が多いだけあってHIPHOPぽい感じだそう。
monsterデザインのアイテムに注目!!
「安いパーカーとかを買ってきて、アクリル絵の具とかで自分でイラストを描いたりするんです。Tシャツや帽子にオリジナルやラクターをデザインしたりなんかもしていますよ。子供の頃から絵を描くのが好きだったんです」
そんなmonsterさんが描くイラスト、確かにかっこいい!海外のウォールアートのようだ。
●monsterさんのオリジナルアイテム販売サイトはコチラ!
https://suzuri.jp/monster_niconico
「HIPHOPっぽいものも、オタクっぽいものも良いと思ったら何でも取り入れたくなります。だから、秋葉原にいる女の子のファンションとかにも影響を受けることがありますよ。NEO秋葉原系女子としてがんばります!!!」
本気で18号をやるために・・・
ところで、monsterさんと言えば人造人間18号のコスプレが定着しているそうだが、その理由はなんだったのだろうか。
「3年くらい前ですかね、ニコ生配信していた頃にリスナーさんから「18号っぽい」って言われることがあったんです。それで試しにコスプレしていたらTikTokでプチバズリしまして。フォロワーが180人くらいから3万人くらいまで一気に増えたんです。特に海外の方からの反響がすごくて、それでもっとクオリティを上げられるよう研究しました」
それはすごい!!だからこそ、地毛を犠牲にして限界までブリーチ・・・
「すっごい痛みます。本当に痛むし、毛量だって多い方じゃないからつらい・・・でも、ウィッグだとおでこの生え際がどうしても不自然になってしまうので、地毛です。2021年はいつでも18号になれるような状態をキープします!!」
この潔さ、かなり痺れる。
ギャルはオタク男子に惹かれるのか?
最後に・・・聞いていいのかいけないのかわからないけど、NEO秋葉原系女子に聞いてみたい。ガチ秋葉原系男子・・・いわゆるオタクのことを異性として見ることができるのか否か!?
「え(笑)み、見れますよ!!共通の好きなものがあるなら、そこから親しくなって恋愛に発展することだってありますって!!」
おぉ・・・オタク男子諸君!!この言葉を胸に、ギャルへ苦手意識を克服しつつお互いが尊重し、歩み寄れる世の中をmonsterさんと共に作ろうではないか!!オタクが渋谷原宿を闊歩し、ギャルが秋葉原でフィギュアをウィンドウショッピングする・・・今回の取材でそんな未来が見えてきた気がする。
●monster
Twitter:@ponkotu_mon
You Tube:https://youtube.com/channel/UCaXLCb8Ip4YAQMm7Gwuf-_g
TikTok:https://vt.tiktok.com/ZSctuoAN/
Instagram:https://www.instagram.com/ponkotu_mon?utm_source=qr
Follow @doujinworld
Writer
佐藤志郎
2010年に広告制作会社を立ち上げる。主要な取引先は通信販売会社であるため、得意分野はダイレクトレスポンス広告。