2021.12.18
【コスプレイヤー:ユリコタイガー】日本と世界の架け橋になれる存在へ
オタク文化に憧れて単身日本へ
全国・・・いや、全世界のきっと何百万人くらいいるコスプレフリークの皆様!!・・・待たせたな。
もーーー、直視できなくらいかわいいんじゃい!顔小さい!!スタイルはもはやルネサンス!!!
芸術の国イタリアからやってきたコスプレイヤー、ユリコタイガーさんだ!!!!
【Fate/Grand Order】宮本武蔵(インタビューカメラマン:cozy/@cozy1215)
「とは言っても、私の心はイタリアと日本人のハーフですからね(笑)」
そう、ユリコさんは日本のアニメやゲームと言ったサブカルチャーに憧れて、単身で「日本に来ちゃった、てへっ」みたいな感じで約8年前に訪日。それからというもの、コスプレイヤーとしてはもちろん、タレントとしても活躍中である。
【Fate】沖田総司
【Fate/Grand Order】ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ(レーシングVer)
イタリアでの英才教育の賜物
「父がゲームショップを経営していたおかげで、昔から日本のゲームやアニメが大好きだったんです。今でこそイタリアでもそういった文化への理解は進んできましたけど、私が子供の頃なんてぜんぜん。クラスで30人中、1~2人くらいしか話ができる人はいませんでした」
我々が自国のことをこういうのはなんだが、知れば知るほど沼にハマっていくように抜け出せなくなるオタク文化。ユリコさんのお父様、ナイス教育方針です!!
【オリジナルキャラクター】
【ロードス島戦記】ディードリット
「ただ、本当の教育方針は・・・例えばバレーボールを子供にさせたかったら、まずはゲームで興味を引いて、それから実践させるというものだったんです。でも、父は『デッド オア アライブ』のビーチバレーのようなゲームが好きだったんで・・・ま、こうなりますよね(笑)」
お父さん・・・結果としてナイスでした!!
【Fate/Grand Order】宮本武蔵(インタビューカメラマン:cozy/@cozy1215)
【鉄拳7】アリサ・ボスコノビッチ
イタリアと日本のコスプレの違い
ところで、アニメやゲームなどのオタク文化に憧れて日本へやってきたユリコさんだが、イタリアとの違いはあったんだろうか。
「まず、日本のオタクはシャイですよね。国民性もあるんだと思います。イタリアだとオタクでも挨拶のようにキスやハグはしますからね。コミュニケーションって意味では、イタリアは高いかもしれません。ただ、日本のオタクの人達は、好きな作品への探究心が本当にスゴいって感心しました」
なるほど、たしかにそこはお国柄だ。
「あとは、コスプレイベントの内容も全然違います。イタリアってコンテストがメインだったんです。ステージに上って、ダンスをしたり歌ったり、パフォーマンスを会場の人たちに見てもらいます。でも日本は撮影がメインですよね」
富士山コスプレ世界大会(ゲストとして招待されたそう)
キズナアイ
そんなイタリアと日本のコスプレイベントの違い・・・これも歴史や文化、国民性の違いならではなのだろう。それが最近では少しずつ様子が変わってきたとユリコさんは話す。
「イタリアも今では日本寄りになってきました。SNSが流行って、コンテストよりももっとたくさんの人に手軽に見てもらえるようになりました。だから、人気になるためにいい写真を撮る。そして露出も増えてきたように感じます」
作品が好きだからコスプレをするではなく、人気のために・・・というと、手段と目的が逆になってしまっているようだ。当然、日本でもその傾向は完全に否定することは難しい。
【キング・オブ・ファイターズ】マチュア
スラスラ出てくるのは大阪弁!?
それにしても日本語ペラペラで、たまにユリコさんがイタリア人ということを忘れてしまう我々。さすがハーフと豪語するだけのことはある。
「8年かけて納豆も食べられるようになりましたから」
それはすごい!!在日外国人の方々の壁といっても過言ではない納豆・・・それを克服するとは。しかし、今までカルチャーショックも多かったことだろう。
【DRAGON BALL】人造人間18号
【スーサイド・スクワッド】ハーレイ・クイン(公式コスプレイヤー)
「そう、最初成田空港に来た時はめっちゃびっくりしました。田舎やん!!って(笑)」
あぁ・・・きっとフライト前はThe大都会TOKYOを想像していたのだろう。って、あれ?田舎「やん」って、ユリコさん関西弁を??
「実は、大阪には3回くらいしか行ったことがないけど、大阪弁の方が好きなんです。自然に喋れると言うか、雰囲気というか人との感覚がイタリアに似ているかも。イタリアでも北と南で言葉が違ったりしますよ」
ユリコさんが言うには、イタリア南部の方がおおらかな人が多いそうだ。
【オリジナルキャラクター】私服
「もうひとつ日本に来てびっくりしたことがあって、日本人はシャイってイメージだったんですが・・・お店のセールの時ですよ。いらっしゃいませーーーーっ!!!って、めっちゃすごい大声でビビりました(笑)。イタリアでは、お店に入ってもボンジョルノ~くらいの挨拶しかありませんからね」
【ホロライブ】兎田ぺこら
【オリジナルキャラクター】グラビア系
国際的なコスプレイヤーとしてのアドバイス
最後に、ユリコさんのように国際的なコスプレイヤーとして活躍するためのアドバイスをいただいたぞ!
「まずは楽しむことは大切なんですけど、イタリアと日本ではコスプレのルールも違います。イタリアだとイベントの時は電車の中の人たちみんなコスプレをしていたりしていますが、日本はダメですよね。そんなルールを事前に調べたほうがいいですね。わからなければ周りの人たちに積極的に声をかけて学んでいってほしいです」
イタリアから日本へ、そして日本で活躍中のコスプレイヤーとしてイタリアへ凱旋することもあるユリコさんならではのお言葉だ。
【攻殻機動隊 SAC_2045】草薙 素子(公式コスプレイヤー)
「目標は、日本と外国をつなげる架け橋になることです!」
我々もユリコさんのいただいた言葉を世界中に発信し、架け橋のお手伝いができるよう精進します!!
アイドルグループ【黒船チャン】公式写真
●ユリコタイガー
Twitter:@YURIKOTIGER
Instagram:yurikotiger
TikTok:yurikotiger
You Tube:https://www.youtube.com/yurikotigerjp
Follow @doujinworld
Writer
佐藤志郎
2010年に広告制作会社を立ち上げる。主要な取引先は通信販売会社であるため、得意分野はダイレクトレスポンス広告。