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2020.10.31

【コスプレポールダンサー:yamadori】相乗効果こそが優勝のカギ

 

 

今回は異色 of 異色の組み合わせ、以前に登場してくれたミズホさんからのご紹介・・・

 

yamadoriさんです!なんとなんと、ポールダンスの世界大会ダブルス部門でチャンピオンだとのこと。そんなお方が、なぜコスプレをするように??気になる経緯を根掘り葉掘り聞いてみたぞ!

 

ポールダンス✕コスプレとは異例の組み合わせ!

刀剣乱舞 鶯丸/カメラマン:aya-nes

 

 

ポールダンサーとなったきっかけとは?

まずはコスプレポールダンスのことを早く聞いてみたいが、焦らず普通のポールダンスとの出会いを聞いていこうじゃないか。だって、セクシーなイメージがあるポールダンス、なんで始めることになったのって気になるじゃないですか。

 

「そう、ポールダンスって女性がセクシーな衣装を着てって想像する方も多いですよね。もちろんそんな面もありますが、サーカスのようなパフォーマンスや競技大会などスポーツとしての面もあります。私はエンタメパフォーマンス、スポーツとしてポールダンスをやっています」

 

詳しく聞くところによると、ポールダンスといってもスポーツのような競技化されたものからエンターテイメントに特化したもの、そしてセクシー系などに分類される事が多いのだという。スポーツ系のポールダンスであればフィギュアスケートのように技術や表現力を競い合う。そしてエンターテイメントは、音楽はもちろん光や小道具などで世界観を演出するそうだ。まさにアーティストの域である。

 

本当にキャラが舞っているように感じる。

刀剣乱舞 鶯丸/カメラマン:そうや(Twitter:@souya_hy

 

世界レベルのパフォーマンスを見ていると、本当に作品の中に入ったように錯覚する。

カメラマン:うずら (Twitter:@kizika_uzura

 

 

それにしてもポールダンスの世界チャンピオンって、モノスゴイ経歴だと思うのだが、yamadoriさんは昔からダンサーとして活躍されていたのだろうか。

 

「それがですね、高校生の頃にダンスサークルに入っていたことはあるんですが、リズム感が全然なくて挫折。その後は全くダンスに触れずに過ごしてきました。ポールダンスをやってみようかなと思ったきっかけはダイエット・・・20代を折り返して太り始めてしまって」

 

ポールダンスはリズムに合わせて~というイメージがなく、運動がもともと得意だったこともあって習うことにしたのだと話す。そして出会ったのがコスプレだ。 

 

運動神経バツグンのyamadoriさん。バスケットもうまそうだ!

SLAM DUNK 桜木花道/カメラマン:OKD

 

 

え??オタクじゃないの・・・?

ここまで読んで、やっと・・・やっと・・・オタクっぽい言葉が出てきたと感じた人も中にはいるのではないだろうか。そう、yamadoriさんはオタクじゃない!!

 

体内を巡るようにポールをくるくる回る白血球さん。

カメラマン:Yuko Oshirichan Shimomoto(Instagram:@oshiri_chan

 

「そうなんです、コスプレを始めたきっかけは、私がポールダンスを習っていた先生がオタクだったから。それで、アニメのパフォーマンスイベントに出ることになって、いつの間にかコスプレしてました」

 

とは言っても、オタク・・・と聞けば、その世界を知らない人からしたら怪しさ全開だろう。

 

「私の妹もオタクだったので私にとっては「普通のこと」でした。あと、コスプレをするようになって色んな方々と接して思ったんです。私って、オタクのオタクだって。オタクって何かにとてつもなく熱中して突き進んでいくじゃないですか。私、そんな人が好きなんですよ。だから、オタクのオタク(笑)。私も好きなキャラはたくさんいますが、皆さんの「好き」エネルギーには遠く及ばないな、この程度の思いで「推しキャラ」とは申し訳なくて言えない・・・と思ってしまって。本当に真っ直ぐな気持ちで好きになれるってすごい!と感じます」

 

人体ってスゴイんだね・・・と思わせるポーズ。

ボールルームへようこそ 富士田多々良/カメラマン:のよ (Twitter:@a_oinoyo

 

 

推しがいないからこそできるコスプレ

だからyamadoriさんは基本的に普段からコスプレはしない。今日はなんと、ポールダンスのパフォーマンスをしないでコスプレをしたのは2回目だそうだ。そんなyamadoriさんのコスプレは刀剣乱舞の鶯丸。それを選んだ理由はと言うと・・・?

 

「過去5年くらいで20くらいのキャラクターをポールダンスで演じてきました。知らない作品は踊れないので、作品を読んだり見たりして好きになったキャラでパフォーマンスを考えるようにしているんです。ゲームも普段はやらないのですが、刀剣乱舞は私でもポチポチするだけで楽しめてはまっていきました」

 

オタクじゃないコスプレポールダンサーだからこそ、パフォーマーとしての気遣いも垣間見せる。

 

「私が一番最初にしたコスプレはシティハンターの冴羽獠。最近はブラックジャックです。あまり動きがないキャラクターなので、表現が難しかったですね。こうしたコスプレパフォーマンスのイベントでは、アニメに疎い自分でも知っている比較的メジャーなキャラクターを選ぶようにしているんです。それも推しがいない利点ですかね(笑)」

 

なんで滑り落ちないの!?と重力を感じさせない一枚。

ブラックジャック/カメラマン:Aki Saito(Twitter:@aki_saito_)

 

 

表現の幅を広げるコスプレポールダンス

ダイエットのために始めたはずのポールダンスが、いつの間にかイベントに出るようになり、世界大会でも優勝・・・そして、その練習のためにスタジオを構えポールダンスを教える立場になっていたyamadoriさん。これが運命のレールというやつだろうか。

 

「本当にポールダンスをやって、そしてコスプレに出会えてよかったと思っています。コスプレをしていると作品の世界観を壊さないようにどうやってポールダンスで表現するのかを本気で考えないといけなくて。 それがコスプレしていない時のポールダンスの表現の幅も広げてくれます。競技としてのポールダンスばかりだと、技だけを追い求めてしまって魅力的な表現にならないこともありますから。これからもいろんなキャラクターを演じて、表現力を上げていきたいですね」

 

ポールダンスは本職、そしてコスプレポールダンスはある意味の同人活動。この両者の相乗効果こそがyamadoriさんの実力の秘訣なのだろう。

 

見ているこっちがハラハラする!

黒執事/カメラマン:Aki Saito (Twitter)@aki_saito_

 

 

●yamadori

 

Twitter:@yamadori_maki

 

Instagram:yamadori_

 

 

Pole & Fitness Studio Lycoris: https://lycoris-pf.com/

 

 




Writer

佐藤志郎

2010年に広告制作会社を立ち上げる。主要な取引先は通信販売会社であるため、得意分野はダイレクトレスポンス広告。


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