2020.12.16
【コスプレイヤー:こひなまる。】内気な私を変えてくれたコスプレ
初のインタビュー公募で出会ったのは・・・
今回のインタビューは初めての公募。
インタビューリレーを開始して、今まで数十人の方と繋がりができたけれど、さすがに12月のこの時期。師もダッシュ真っ只中なレベルで皆さん忙しい。そこで、一般公募してみようぜ!となったというわけなのです。
で・・・飛び込んできてくれたのがこひなまる。さん。「。」は誤字じゃないぞ!
「私の尊敬しているコスプレイヤーさんがDoujinWorldさんのインタビューを受けていらっしゃって、その記事を読んで興味を持ったんです」
おぉ、なんと・・・それは一体どなたですか??
「ティムさんです!!!」
・・・筋肉こそ正義ということが証明された。
同じだけと同じじゃない!ぬいぐるみにも手を抜きません
というわけで、早速インタビューを開始。こひなまる。さんのコスプレ道を聞いていこう。まず気になるのは、和装。といっても、今大流行中の鬼になっちゃったけど・・・みたいな妹のコスプレではない。
「これは#コンパスというゲームに登場するコクリコット・ブランシュというキャラクターのコスプレなんです。とっても好きなキャラクターで、しかもテーマソングを好きな作曲家さんが手掛けていたので、絶対にコスプレしたいって思ってました」
とは言っても、コクリコちゃんってもっとベビードールみたいなフリフリな感じじゃなかったでしたっけ?
「これは違うんですよ~。スイーツパラダイスとのコラボ衣装!布の染色から頑張りました」
さらにさらに、よく見るとぬいぐるみ・・・テディラビも手縫いじゃないか!
「そうなんです!この子で4人目」
ええっ!?こだわり、モノスゴイ・・・
衣装のアレンジは小さいところからコツコツと
「裁縫ってもともと全くできなかったんです。本当に0から衣装制作を始めました。最初は既製品の加工からしましたね」
確かに販売されている衣装を自分流にアレンジするという話はよく聞く。しかし、そんなに簡単にできるものなのだろうか。
「私はフリルをもっと多くしようとか、そんなところにこだわってます。ただ、加工するにしても1から作るにしても、納得できるものにするってとても大変ですよね」
そう一度、作り手側になってしまうと、作り手だからこそ見えてくるモノがある。これはカメラや、こうした記事も同じではないだろうかと、話を聞きながら密かに思った。
「違うと思ったら作り直して・・・の繰り返し。実は、作りかけだったり未完成の衣装が30着くらいあるんです・・・。いつかやろう!と思っているのにまだやってなくて、でも絶対に全部完成させます!」
途方も無い数・・・だが、応援してます!!
自作のため、足りないものや改良点を見つけて少しづつ完成に近づけているそうです。
推理ゲームが自分を成長させてくれた??
こひなまる。さんには、コスプレの他にもハマっているものがあるという。それがマーダーミステリー。人狼ゲームのようであり、脱出ゲームのようであり、テーブルトークRPGのようであり・・・話題沸騰中だ。
「簡単に言うと、殺人事件の犯人推理なゲームなんですが、会話力や判断力、推理などの心理戦なんです。実は、コスプレとマーダーミステリーで、私は変われたって思っていまして・・・」
#コンパス/コクリコット ・ブランシュ/オリジナル衣装(カメラマンTwitter:@Shanks07D)
変身願望と殺人事件ゲームで??それはどういうことなのだろう。
「私、実は人と話したりするのがとても苦手だったんです。話を合わせたりする程度ならいいのですが、自分のことを話したり、写真を撮られるのもダメでした。怖いって思っちゃうんですよね。でも、コスプレに出合って勇気をもらって、マーダーミステリーで上手な話し方を学んで、成長できた気がしています」
人間、大きくなるきっかけなんて、なんでもいい。コスプレとマーダーミステリーがこひなまる。さんの太陽となったのは事実だ。
ポジティブに積極的に・・・コスプレに出合えてよかった
「例えば、写真を撮ってもらう時って、失敗があったらどうしようかな・・・って考えてしまっていたんですが、今では何百枚の内1枚でもキレイに撮れてればいいかなって、とてもポジティブになれたんです」
#コンパス/コクリコット ・ブランシュ/ぷくぷくぐんぷく(カメラマンTwitter:@saint_arrow_pht)
#コンパス/コクリコット ・ブランシュ/まねきねこくりこ(カメラマンTwitter:@kyon03123)
その言葉通り、こひなまる。さんのコスプレ写真からは明るさがとても伝わってくる。
「好きな作品をもっと多くの人に知ってほしいって気持ちでコスプレしています。私は絵が描けないからファンアートもできないし・・・でも好きな気持は一緒!好きな作品・好きなキャラクターのストーリーとか背景を考えて、写真の構図も練って、きっと絵を描く人も同じような気持ちなのかな」
好きなものを表現するという気持ちこそまさに同人。これからもこひなまる。さんには、自分を変えてくれた大好きなコスプレ道を邁進していってほしい。
こひなまる。
Twitter:@kohinamaru_maru
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Writer
佐藤志郎
2010年に広告制作会社を立ち上げる。主要な取引先は通信販売会社であるため、得意分野はダイレクトレスポンス広告。