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2020.12.26

【コスプレイヤー:クロウ】情熱の国ならではの熱さで来日!!

 

 

コスプレ・・・いや、ゲームやアニメを始めとするオタク文化への熱さ・・・まさに国境を、海を超える。さすが情熱の国スペインからの使者!!!

 

 

 

コスプレイヤー・・・クロウさんです!!!

 

 

 

 

ところで、完全純正スペイン人ということだけあって、日本語の微妙なニュアンスとか伝わるかしら・・・なんて、正直ちょっと不安だったのですが、そんな心配無用なほど饒舌。

 

 

日本語の先生はゲーム?

「日本に来たのは6年前くらいでした。日本語はスペインで1年間勉強し、そして日本でも1年間日本語学校へ通っていたんですよ。今では日本語能力試験のN1というランクをクリアしました。日常会話くらいでしたら9割くらい通じますよ」

 

おおお、N1と言えば最高ランクの難易度とも言われているのに。生半可な努力ではそこまで到達できないはず。

 

 

「僕の日本語は、日本語学校で習ったというのもあるけれど、ゲームです。日本ファルコムさんの英雄伝説 軌跡シリーズは、膨大なテキスト量があるので本当に勉強になりました。読んで覚えるのに最適ですね。他にはペルソナとかもボイスが多いので、漢字の読み方の練習にもいいんですよ。外国人として、日本語を学ぶ身としては、もっともっとフルボイスのゲームが発売されたらって思いますね。他にも、日本の友達に日本語のスラングを教えてもらったりしています」

 

なるほど・・・ゲームをしながら日本語も勉強できる・・・クロウさんにとっては、まさに一石二鳥の勉強方法だ。

 

バイオハザード/レオン・スコット・ケネディ(カメラマンcozy/Twitter:@cozy1215

 

 

絶対叶えたい夢があったから・・・

ところで、なんでわざわざ日本に来て、日本語を覚えて、そして日本で働くまでになったのだろうか。

 

「僕の夢、それが日本でゲームエンジニアになることだったんです。一番最初にプレイしたRPGがFINAL FANTASY Ⅶ。当時、とても衝撃的でしたし今でも思い出深いゲームです。日本にはメジャーなタイトルはもちろんマイナーなものでも本当に面白いものが眠っていたりして、いつか必ず・・・って」

 

そう、日本に来るだけなら、簡単ではないがそこまで高い垣根ではない。ただ、日本で働き、しかもそれがゲーム会社なんて言ったら、誰が現実になるなんて思うだろう。

 

「でも僕は、その夢を叶えました。とあるゲーム会社でエンジニアとして雇ってもらうことができ、本当に嬉しかった」

 

まじか・・・日本人でもゲーム会社に就職してエンジニアとして活躍するなんて難しいのに。さらにクロウさん、カプコンの公式コスプレイヤーとしても活躍している。

 

BIOHAZARD RE:2:レオン・スコット・ケネディ

 

 

CAPCOMの公式レイヤーとしても話題

「バイオハザード2のリメイクが発売されたくらいの時期のゲームショウで、ゾンビのコスプレをさせてもらったんですよ。イケメンゾンビとか言われて、話題にもなりました」

 

確かにイケメンだもの。バイオハザード2の主人公も、外国の方特有の顔立ちだからこそ、映える映える。

 


BIOHAZARD RE:2:レオン・スコット・ケネディ

 

「ありがとうございます。ただ、ゲームのようなリアル寄りの外人キャラクターはやりやすいのですが、日本人キャラクターはなかなか難しいですね。「坂本ですが?」の坂本や、ペルソナ4の番長など、学ラン着るだけで僕にとってはコスプレ気分。なかなか自然に見せるのが難しい。でも、そこはメイクと愛情でカバーです!!」

 

おぉ、さすが情熱の国出身なだけあって、愛の表現がどストレート!!

 

「ただ、最近流行りのアニメって基本的に目が大きいですし、日本人だから~とか外国人だから~という感覚はなくて、異世界人に近いかもしれません(笑)」

 

ペルソナ4:主人公

 

ペルソナ5ダンシング・スターナイト:雨宮蓮

 

Free!:松岡 凛

 

 

新型コロナの影響でコスプレ環境も変化

ところで、クロウさんはスペインにいる時からコスプレをしていたそうだが、スペインと日本の差は何か感じたのだろうか。

 

「実は、メイクでカバーなんて言いましたが、スペインではずっとノーメイクだったので、日本に来てコスプレイヤーさんたちのメイク技術に驚きました。本当に職人みたいに細かくて、自分のコスプレのレベルを上げていかなきゃって思いましたね。だから友だちになってもらった男性コスプレイヤーに教えてもらって、カラコンを入れるところから初めて、ファンデーションを覚えて、コンシーラーやアイメイクも勉強しました。コスプレするキャラクターの一番特殊な部分ってどこだろうって捉えることから始めて、トライ&エラーを繰り返します」

 

職人なんて、日本人として光栄なお言葉!「海外のコスプレは楽しむことがメイン、日本は評価を気にする」なんてよく言われるが、実際にスペインでのコスプレを経験してきて、そのような差は感じるのだろうか。

 

FINAL FANTASY VII REMAKE:クラウド・ストライフ

 

キングダムハーツ:アクセル

 

「確かに僕のいたスペインでも楽しもう!がメインでした。でも、最近はファン集めをするコスプレイヤーも増えてきています。新型コロナウイルスの影響でイベントが中止になって、楽しみが減りました。そのため、SNSでの交流にシフトしてきていますね」

 

なるほど・・・確かに日本でもイベントが軒並み中止や縮小、規制が厳しくなってきており、新型コロナウイルスの影響が大きかったスペインだと、さらに困難な状況が想像できる。

 

「僕にとってのコスプレは、オタクとしての趣味をもっともっと楽しむためのコミュニケーションツールにようなものでした。そして今でもそれは代わりません。来年はどうか、事態が落ち着いてもっと楽しめる世の中になっていればいいなと思います」

 

Fate/Grand Order:ディルムッド・オディナ

 

Fate/Grand Order:シャーロック ホームズ

 

 

●クロウ

 

Twitter:@clowcos

 

Instagram:@clow_shirow

 

 

STEINS;GATE:岡部 倫太郎

 

僕のヒーローアカデミア:轟 焦凍

 

コードギアス:ルルーシュ・ランペルージ

 

 




Writer

佐藤志郎

2010年に広告制作会社を立ち上げる。主要な取引先は通信販売会社であるため、得意分野はダイレクトレスポンス広告。


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