2021.04.13
小説同人誌の表紙を自分で作る・人に依頼するときのメリットとデメリット
初めて小説同人誌を作るとき、迷うのが『表紙をどのように作成するか』という問題。
イラストは描けず、小説のみ書ける創作者はどうすればいいでしょうか。
この記事では二つの方法と、それぞれの利点と欠点を紹介します。
自分で表紙のイラストを描けないとき
イラストと小説の両方とも、ある程度かける人なら本の表紙問題は難なくクリアできます。
しかし、イラストが描けない人は表紙を画像編集で作るか、イラストが描ける人に依頼するのが一般的です。
印刷所の中には表紙をオーダーメイドで作ってくれる所もありますが、そういった印刷所は珍しいので、今回は省略します。
自分で画像加工をして表紙を作るとき
自分で表紙を作る際は、専用のソフトやサイトを使います。無料や有料の写真素材をダウンロードし、画像編集ソフトやサイトで大きさ調整や文字入れをします。
・メリット
フリー画像を使って、無料のサイトやソフトを利用すれば、費用がかからず表紙が作れます。また、画像探しや文字入れなど、自由度も高いので、自分の好みに沿って画像を制作できます。
・デメリット
画像編集ソフトやサイトは、PhotoshopやCanvaなど多彩にありますが、会員登録が必要なところが多いため、最初に同人誌を作る際に手間がかかる上、表紙作りを始めても機能が多すぎて使いこなすのに時間がかかります。
また、画像編集をあまりした経験が無いと、思ったクオリティが望めないこともあります。
人に表紙のイラストを依頼するとき
人に表紙のイラストを依頼する際は、自分の知り合いや、知っている絵師にコンタクトを取り、依頼します。
ある程度表紙のイメージを作っておき、雰囲気やタイトルを絵師に伝え、イラストを描いてもらいます。
・メリット
自分で表紙を作る手間が省けるため、小説の原稿に一点集中できます。
また、イラストを依頼する絵師を選ぶことができるため、自分の好みの表紙が出来上がります。
・デメリット
イラストを依頼すると報酬が発生するため、出来上がった本を献本したり、料金を支払ったりすることになります。
報酬がどのようなものになるかは、依頼した人とよく話し合って決めましょう。また、人と人とのやり取りですので、締め切りや金銭問題の面でトラブルになることもあるので注意です。
まとめ
自分で表紙を作るときは、ある程度時間に余裕がある際がおすすめです。
イラストを依頼するときは、自分の原稿に集中したい場合や、「どうしてもイラストの表紙がいい!」という場合におすすめです。
どちらにせよ、表紙作りをどうするかは、締め切りなどもありますので、早めに決めましょう。
自分の原稿状況と金銭的な余裕を考えて表紙作りをしてくださいね。
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Writer
水無月 藤香
同人活動をしていた経験がある、新人Webライター。得意分野は同人誌とカップリングなどのオタク文化。可愛いものに目がない。