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2021.04.09

アンケート企画!「創作派オタク」の実情 後編

 

 

前編↓

 

中編↓

 

創作派オタクの方々に実情をご紹介する本アンケート企画、ついに後編!

前編・中編は創作者の方々ご本人に関する質問の回答をお届けしました。今回は視点を変えて、作品を公開する場所や創作者さん同士に関する質問で突撃!最後まで目が離せませんよ!!

 

※以下、コメント末尾()内の作品名は回答者の方の活動ジャンルです。

 

 

 

☆作品はどの程度の範囲で公開していますか?

早速グラフでご紹介!

 

アンケートグラフ

 

ほとんどの方が、作品を多くの方の目に留まる場所で公開しているようです。貴方がSNSや作品投稿サイトで出会ったお気に入りの一作は、創作者さんが勇気を出してネットの海へ送り出した努力の賜物かもしれませんね。

 

 

*楽しみ方の規模は様々

『SNSがまだ一般的でなかった頃は同人誌を作っていましたが、本にするほどの完成度でかいている時間がないのと、作った本を売りに行ったり通販手続きをする余裕があまりないので、今はほぼSNSだけで活動しています。』(40代女性 文豪とアルケミストなど)

 

『年に数回、リアルのパフォーマンスイベントや写真展への参加をしています。頒布会へサークル参加もしばしば。』(40代女性 アイドリッシュセブンなど)

 

 

*自分らしく活動するためのアイデア

『SNSで公開→まとめて本にするという手法をとっています。』(30代女性 Fate/Grand Orderなど)

 

『比較的お金のやり取りが発生しない程度に趣味の活動をしています。(本の発行、ハンドメイド、サークル参加などは避けています。) 個人的にプレッシャーやストレスが苦手なので、あくまで趣味ですし、ある程度自由が許されて引き返せる範囲で細々とやっていたいなと。』(20代女性 刀剣乱舞など)

 

 

*作品を公開するモチベーション

『楽しくて、見て見て〜!するだけということが多い。』(20代女性 ツイステッドワンダーランド)

 

『元々出たがりな性格もあって第三者へ公開するスタイルを取っています。ですが特に再生回数などは気にしていません。』(20代女性 A3!など)

 

『SNSのいいねやRT稼ぎのためにコス・コス撮影しないようにしている。』(30代男性 グランブルーファンタジー)

 

『2chに晒されることもありますしディスられることもありますが、今では応援してくれる方がいらっしゃいます』(20代女性)

 

 

 

☆ご自身と異なる表現方法で活動する方々に関してどう思っていますか?

同じ創作派オタクであっても、自分と違う表現方法の方々のことを知る機会は案外少ないもの。お互いの活動への前向きなメッセージがたくさん寄せられました!

 

*自分にはできない表現ってすごい!

『漫画や小説、考察等を執筆する方は、作品に対しての理解、咀嚼が深くて、その視点を自分も持つようにしたいなと思っています。』(30代男性コスプレイヤー)

 

『コスプレイヤーさんについて、自分を呈して次元が違う好きなものを表現するって熱量と技法がすごいと思う』(30代女性コスプレカメラマン)

 

『絵を描かれる方、MMDを作られる方はとても尊敬しています。コスプレ撮影をする際に、ポージングやカメラの切り取り方等で参考にさせていただくときもあります。』(20代女性コスプレカメラマン)

 

 

*力を合わせていきたい

『コスプレカメラマンさんについては、共同制作者でありいつもお世話になっておりますが、どうしても被写体に注目が集まってしまうものなので、そういった撮影者のみなさまの作家性にももっと注目が集まっていくと良いなと思いますし、協力もしていきたいです。』(30代男性)

 

『なにかコラボできる手段や方法がないか、どういった共演ができるのか考えることがある。』(20代男性)

 

 

*みんな違ってみんないい

『自分のベストが出せる愛の表現を選択して行えることは等しくすごいことだと考えています。』(40代女性)

 

『どの様な方法であれ「好きな事にのめり込める」事は素晴らしい事だと思います。それだけで人生が豊かになるので。』(30代男性)

 

『人の数だけ表現方法があると思っているので、その数だけ界隈が盛り上がるのが原作ジャンルの繁栄だと考えています。たとえ己が苦手だな、と感じても他人の表現を禁じる権利はないので、なるべく自分から関わらないように距離を置く等しています。』(20代女性)

 

 

これまでにない大ボリュームでお届けしました『創作派オタク』の方々のお話、いかがでしたでしょうか?活動スタイルやモチベーション、抱えるお悩みも十人十色。この記事が、創作者さん達が苦楽の中で生み出す愛の結晶・同人作品をより楽しむ為のエッセンスになれば幸いです。

 

そして、もしお気に入りの同人作品を見つけたら、創作者さんへ感想やエールを素直に伝えてみてくださいね。「すごい!」「面白かった!」の一言・SNSの「いいね!」1つが、作り手の皆さんが「好き」を形にし続ける活力になることでしょう。

 




Writer

KAMOMI

管理栄養士にしてコスプレイヤーの新人ライター。得意分野はコスプレを主とするオタク文化、食物・栄養関連。


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