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2021.08.28

【ゲームデザイナー:ちゃぴ@しらたまゲームス】ゲーム作りがライフワーク!その理由は、子供のような純粋な思いから

 

 

初めて作ったゲームが異例の大ヒット!

子供の頃の想像力って無限大!人形型の消しゴムで独自ルールを作って遊んでいたという人も多いだろう。「こんなゲーム面白いな!盛り上がりそう!」そんな妄想を具現化し続けてきた人がいる。今回ご紹介するゲームデザイナーのちゃぴさんだ。

 

「小さい頃は聖闘士星矢の人形を将棋盤の上に並べて遊んでいました。それがゲーム作りの原体験ですね」

 

と話し始めてくれた。

 

ちゃぴさんが手掛けたゲームたち

 

「自分でルールを取り決めしてゲームを作り始めたのは、記憶にあるのは中学生の頃ですね。作ったゲームを褒めてもらいたい、面白いって思われたい、楽しんでほしい・・・そんな気持ちで作っていました。ただ、本格的にパッケージングをして世に出したのは本格的にパッケージングをして世に出したのは30台後半となってからです」

 

その頃のちゃぴさんはMMORPGにハマっていて、他に何か面白いものはないか?とオフ会仲間たちと話し合っていたそうだ。

 

「そこでオンラインゲームからボードゲームに手を出してみたんです。ゲームマーケットという、今でこそ数万人単位のイベントがあるんですが、当時は本当に小規模で、実際に参加してみたら意外と手作り感のあるものも多い。だったら自分でも作ることができるんじゃ??と思ったのがきっかけですね」

 

美術系を専攻していたちゃぴさんは、DTP(DeskTop Publishing)、 パソコン上で印刷物のデータを制作する知識もあったため、それも活用! プロのアーティストでありイラストレーターでもある妻の助けも借り、 見事初作品でヒット作を生み出すことになる。

 

さーくらパッケージ

 

「当時100部販売できれば良しとされていたのが、5分でクリアしてしまって。発売後6年経った今ではおかげさまでシリーズ累計1万5千部を達成することができたんです」

 

ゲスラブシリーズパッケージ

 

 

作ったゲームは手にとってもらわないと楽しんでもらえないから

その後、どんどんゲーム作りにのめり込んでいったちゃぴさん。今まで作ったゲームの本数は?というと・・・

 

「本当にテスト的な、ほとんどお金をかけずに作ったものを合わせれば30~40本くらい。作り込んでパッケージとして販売したものは8作ですね。個人で出品できるECサイトを始め、ゲーム店舗や家電量販店さんとかにも置かせてもらっています」

 

メスラブ内容物

 

 

しかし、それほどのヒットを飛ばして尚、ちゃぴさんはゲーム作り一本での生活は難しいと話す。

 

「ゲームって水モノなんですよ。例えばマンガなんかは、面白いマンガを読んだら、次はその作者の他の作品を読んだりするじゃないですか。でもゲームはまだまだそうはいかないことが多いんです。だから、コアなファンの方は大切にしないといけないですね。プレイしてくれた人の声を聞くために、自分のゲームの作品名でエゴサーチしたりもしていますよ(笑)」

 

クエクエパッケージ

 

だからこそちゃぴさんは、ゲームの中身だけではなく、マーケッターとしてもこだわり抜いている。

 

「面白いゲームを作ったのに、遊んでもらえなかったら意味がないじゃないですか。ゲームは手にとって、遊んでみるまで中身がわからない。だから、まずは手にとってもらいやすいような仕掛けも考えるようにしています。アートワークにもこだわって、実際にゲームのモックアップを店頭にディスプレイさせてもらって、他のゲームと比較をしたりもしています」

 

そう、初めてちゃぴさんのゲームを見た人たちが、興味を引きプレイして、楽しんでもらえる。ゲームの中身だけでなく、プレイヤーが手に取るという第一歩からしっかり練り込まれているからこそヒット作につながるのだろう。

 

クエクエ内容物

 

 

 

作っては壊し・・・の繰り返し

「ゲーム作りは楽しい。本当に楽しいです。自分はゲームを作る時、イメージから入るんです。こういうシナリオにしたい、こういうシーンを作りたいって考えて、システムやルールを付け足していきます。特に代表作『雪割の花』は、中高生の時にたくさんのゲームで遊んできた経験の集大成。ルールを作っては壊してを繰り返す中で生まれました」

 

雪割の花

 

最後に、ゲーム作りに対してちゃぴさんはこう語ってくれた。

 

「もはやライフワークです。当然、これからも作り続けていきます。その理由は、子供の頃に絵を褒められたからマンガ家になりたい!というような本当に単純な思考。自分のゲームを面白いと思ってもらいたい、楽しんでほしいから。それだけなんです」

 

雪割の花の内容物

 

 

●ちゃぴ@しらたまゲームズ

 

Twitter:@laz_frozentear

 

BOOTH:https://t.co/ESfwcldVld?amp=1

 

Amazon:https://t.co/yYIcOWaWhT?amp=1

 




Writer

佐藤志郎

2010年に広告制作会社を立ち上げる。主要な取引先は通信販売会社であるため、得意分野はダイレクトレスポンス広告。


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