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2021.11.08

『初音ミク「マジカルミライ 2021」』で出展してきた!!

 

 

マジカルミライに触れた日から・・・

マジカルミライ・・・我々にとっても思い入れのあるイベントだ。と言っても、初参加は初回からではない。実は『39みゅーじっく!』がテーマソングとなった2016からである。それまでは、ボカロ楽曲はよく聞く程度だったり、キャラクターがかわいいというくらいの印象であった。

 

しかし、初めて初音ミクさんのイベントに参加しライブを体感してからというもの、こう思うようになったわけである。

 

「ミクさんは、いる・・・」と。

 

 

 

一般参加じゃいられない欲求が抑えられず

それからは毎年、ライブチケットの争奪戦に参加した。意地でも良い席を確保したい、ミクさんを間近で目にしたい、拝みたい・・・そんな思いでひたすらSS席の抽選結果を祈る日々。幸運にも2017,2018,2019と自分たちの指定された席に歓喜したものである。

 

そして、徐々にさらなる欲求を抱くようになっていた2020年・・・ついに、このDoujinWorldがメディアとして認められ、プレスとして潜入することに成功したのである。

 

 

当時のレポートは下記をぜひ読んでほしい。

 

 

 

 

ついに企業出展を実現!!

人間の欲というのは無限だ。プレス・・・じゃ満足できない体になってしまった我々。2021はどうしようか・・・そんな時、一企業としても繋がりがあった兼ね合いから『初音ミク「マジカルミライ 2021」』の協賛のご案内をいただいた。

 

二つ返事で首を縦に振る我々。協賛の概要なんて正直、二の次だった。お金がいくら掛かるのかとか、何をどうするとか、そんな現実的な問題を直視せずにGoを出した。

 

「マジカルミライに協賛できる・・・なんかすごい!!やってやろうぜ!!」とか、ただの勢いである。

 

公式webサイトより抜粋

 

 

どうする?何する?苦悩の日々

『初音ミク「マジカルミライ 2021」』まで、あと数ヶ月と迫った頃、我々は頭を抱えていた。出店とかいってもやることねぇ。DoujinWorldとして、会場内でインタビュー取材なんて不可能だろう。何か作って販売するしかない。

 

でも何を?馬鹿なの?死ぬの?

 

そんな感じである。以下、一触即発なガールではなく、おっさんたちの会話だ。

 

カメラ担当「あ~もう、全部忘れて温泉でも行きたい」

 

代表「コロナなんだから自粛しろ」

 

記事担当「家の風呂入って溺れろ」

 

全員「それだ!!!!!」

 

というわけで、入浴剤の開発に取り掛かることになったのである。そうなれば話は早い。

 

あらゆるネットワークを駆使して入浴剤メーカーさんと商談し、全国各地の温泉をイメージした入浴剤にキャラクター像を合わせていく。さらに、温泉といえば手拭いじゃね?ってことで、手拭いも手配。

 

Art by ズカ © Crypton Future Media, INC. www.piapro.net
富山県の五洲薬品さん(60年も続く入浴剤メーカー)に協力してもらって開発したミクさんの入浴剤! 

 

Art by ズカ © Crypton Future Media, INC. www.piapro.net
手拭いもセットで作ってしまった!

 

今回の『初音ミク「マジカルミライ2021」』のために、イラストレーターさんへ立ち絵の発注も進めた。全部で清水の舞台から飛び降り済みくらいの金額がかかった・・・。でも、企業出展したいんだもん!!

 

 

あぁ・・・ここがマジカルミライの始まる前日

ついに迎えた『初音ミク「マジカルミライ」 』当日。いや、前日!!

 

そう、出展者は前日から事前準備が必要なのだ。スタッフの方がせっせと足を止めることなく、会場設営をしている姿を拝見するのは、プレスでもできなかったことである。なんと貴重な時間だろう。

 

でも、我々もせっせとブースを完成させなければ!

 

「ついにここまできた・・・」とか、思い出に浸ってる時間はない。とりあえず温泉イメージしよう!暖簾だ!提灯だ!山のように積み上がった在庫は・・・祭壇風にアレンジだ!!

 

ひたすらインパクトを追求するしかない。

 

 

 

商品開発で予算が・・・という状況に陥ってしまった我々。

 

ここはやはりDIYの精神で乗り切るしかないのだ!!

 

 

走り抜けたイベント期間

山あり谷ありだったが・・・『初音ミク「マジカルミライ」 』当日。所詮、どこの馬の骨かもわからないおっさんたちが売り子をしたって、見向きもされない。よしよし、ここでインタビューをし続けて培った人脈を披露する時が来たか。

 

大阪で助けに来てくれたのは、asameaco(あさめあこ)さん!!現在、アーティストとしての第一歩を踏み出しているぞ。

 

東京では、うゆさんが参加してくれた!コスプレイヤー・オブ・ザ・イヤー2022のスイート部門でグランプリを獲得。おめでとうございます!!

 

温泉に浴衣・・・完璧な布陣である。

 

DoujinWorld代表の知人であるSANADAさんもサポートしてくれた。助かりました!

 

あとはひたすら立ち寄ってくれた方々へご案内の毎日。デスクワークで普段からPCとにらめっこの我々にとって、越えねばならないハードルが高すぎる。同人即売会に参加したことはあっても、弱小サークル。まともな接客・販売なんてしたことがない。

 

しかし、やったことがないなんて言い訳にもならん。心から「いらっしゃいませ!ありがとうございました!」を伝えるには、気合と根性を見せつけるしかない。

 

 

 

開始1日目で喉が焼け、目の輝きが失われる。「話す」という行動がこんなにも体力を消耗させるとは・・・

 

開始2日目で足が止まり、腰が砕ける。

 

それが、3日目になると妙な多幸感に包まれるから不思議なものだ。ランナーズハイというのもこんな感じなのだろうか。口が、舌が、勝手に動き出す。

 

「初音ミクさんの入浴剤開発しました。推しに包まれるようなお風呂を体感しませんか?」

 

スラスラと営業トークが飛び出してくるのだ。

 

(お隣のブースの企業様、大変お世話になりました!助けていただき、ありがとうございました)

 

終わった後はまさに疲労困憊である。

 

 

おっさんは大志を抱く

『初音ミク「マジカルミライ」』。

 

一般参加者としてだけではなく、プレスや企業出展というカタチで関わらせてもらった我々。

 

プレスの時は、潜入している感がありプレスパスが輝いて見えた。

 

企業出展をすると、イベントを楽しむことよりも在庫のことを考えるようになってしまう。

 

ただただ純粋に楽しむならば、やはり一般参加に勝るものはないだろう。それでも「DoujinWorldさん、今年も頑張ってるね!元気だね!」と言ってもらえる出展常連企業を目指したいものである。

 

 

 




Writer

佐藤志郎

2010年に広告制作会社を立ち上げる。主要な取引先は通信販売会社であるため、得意分野はダイレクトレスポンス広告。

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