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2020.11.27

続・コスプレにかかるお金の話 ~それでもお得にコスしたい~

 

前編を読んでない方は↓をチェック!

 

「コスプレにかかるお金の話」では、コスプレアイテムの入手方法とかかる費用が実に様々であることが理解できたかと思う。

ほとんどの場合費用をかけた分だけ良い品が手に入るとはいえ、

 

「初めてのコスプレでお金をかけ過ぎるのは不安…」

 

「あのキャラもこのキャラもコスプレしたい!」

 

「他の趣味でも出費がかさむ…!」

 

と画面の向こうで悩む読者も少なくないのではないだろうか?

何十ものキャラクターのコスプレしながらオタク趣味を掛け持ちしてきた筆者、その気持ちは痛いほどわかる。

 

そんな読者の為に、今回はリーズナブルにコスプレを楽しむ為のアイデアを綴ってみた。

 

 

衣装のチョイスに一工夫

 

貴方は普段着を購入するとき、着回しやすさを意識したり手持ちの服と合わせたコーディネートを想像したりするだろうか。日常のファッションと同様に、衣装やウィッグを上手く使いまわせると、限られたアイテムでも充実したコスプレができる。

 

制服やアイドルの共通衣装はその筆頭に挙げられる。同じ服装のキャラならウィッグだけ買い足せばお手軽にレパートリーを増やすことができる。業者製衣装を購入する場合、学生制服キャラの衣装はネクタイやリボン等の小物が全学年分付いてくることもある。

「ラブライブ!」の制服を持っていれば9人に変身できるということだ。ゲーム「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」の共通衣装なら1着で60人以上、色違いの小物を手作りして付け替えれば200人近くのコスプレができる。

 

制服コスでのローファーやアイドルコスでのブーツなど、靴や靴下は作品をまたいで兼用できることが多い。揃える際はオーソドックスなデザインの物を選ぶのがおすすめだ。

 

 

中古アイテムを探してみよう

 

「あの衣装着てみたいけど、新品だとお値段張るんだよなぁ…」そんなときは、フリマアプリで掘り出し物を見つけよう。狙い目は、人気が落ち着いた作品のポピュラーな衣装。運が良ければ新品の半値以下の品も見つかることもある。新品も多く取り扱うeBay等の出品サイトでも「コスプレ 中古」で検索すると1万件以上ヒットする。一点ものかと思うほど凝った作りの衣装もお得に発見できるかもしれない。

※お取引では礼儀を忘れずに!

 

 

装備作りは工作だ!!

「推しキャラが身につけているカッコいい装備、作るのにどれだけお金と手間がかかるかわからないよ…」なんて思っていた筆者が重い腰を上げたのは4年前。身の周りにある材料を活用し、初心者なりには見栄えのする装備を作ることができた。その時の写真がこちら。

 

 

ゲーム「艦これ」の時雨改二のコスプレ。背中に背負った装備は、モデルの艦艇とお揃いの2本の大砲が特徴的だ。

どんな風に作ったのか、ポイントごとに説明していこう。

 

 

 

①本体部分…Amazonの段ボール(0円)に黒いフェルト生地を木工ボンドや両面テープで貼った。箱型の土台は届いたままの形で使い、出っ張った部分も段ボールを切り出し組み立てた。

 

②砲筒…プールスティックと呼ばれる棒状のビート板をサマーシーズンに雑貨屋で購入(100円)。ちょうどよい長さにカットし、ホームセンターに売っている水性ラッカーで塗装。

 

③砲筒の根本…牛乳パックの底部分をカットし白いフェルト生地で包んだ。

 

④柵のような装飾…EVAボードと呼ばれるスポンジ状のシートを切り出し、油性ペンで塗装。ボードはベビー用フロアマットと同じ素材なので、厚さによっては代用できる。

 

⑤丸い部分…土台はペットボトルのキャップ。綺麗な丸みを表現できた。

 

ほら、なんだか家にある材料でも作れる気がしてこないだろうか?アイデア次第では、高価な素材や細かな作業いらずで武器や装備を作ることができる。また、ホームセンターや価格帯の低い雑貨屋は見方を変えればコスプレ造形の材料宝庫に変身する。キャラの姿を思い浮かべながら店内を歩いてみると、思いがけないひらめきに出会えるかもしれない。

 

 

 

ホームセンターで見つけた木材を削り、アクリル絵の具で塗装して作った刀。材料費は500円ほど。

 

 

まとめ

ここで記したアイデアは、あくまで筆者が知り得る範囲のもの。世の中には他にも様々な妙案が転がっている。ネットを駆使して準備費用が生み出す高いハードルを下げていこう。どうにか低予算でコスプレしたいと思う貴方の熱意が素晴らしい発想を生み出すことも十分あり得るのだろう。

 

先人の知恵を借りながら、あれこれ思い悩む。そしてクオリティ面でもコスト面でも自分の理想のコスプレに近づいていく過程は、コスプレで味わえる大きな楽しみの一つかもしれない。

 

 




Writer

KAMOMI

管理栄養士にしてコスプレイヤーの新人ライター。得意分野はコスプレを主とするオタク文化、食物・栄養関連。


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