2021.02.26
小説同人誌のおすすめのサイズって?
同人誌、と聞くと思い浮かぶのは、どちらかというと漫画同人誌ですよね。しかし、最近は小説同人誌も即売会や店頭に増えつつあります。
「小説同人誌の作り方を知りたい!」という作家のために、本記事では、小説同人誌のおすすめのサイズから紹介していきたいと思います。
同人誌を作る上で大事なのは、同人誌のサイズ。これを踏まえて、素敵な創作活動をしてもらえたら嬉しいです。
小説同人誌は漫画より小さめの傾向がある
小説同人誌は、漫画の同人誌よりも比較的小さい傾向にあります。
なぜなら文章を読むにあたって、用紙が大きいと一文が縦に長くなってしまうため読みづらいからです。
反面、漫画同人誌は大きければ大きいほど絵やセリフが分かりやすいため、大学ノートと同じサイズのB5サイズ、手帳やメモ帳で使われることが多いA5サイズが主流です。
それでは、小説同人誌におすすめのサイズは何でしょうか。次の章で紹介します。
小説同人誌のおすすめサイズ3選
それでは、小説同人誌の主なサイズを3つ紹介します。基本的にはこの3つから選ぶと決めやすいと思われます。
・A5サイズ(210×297mm)
先ほど紹介した漫画同人誌でもよく使われるサイズです。
手に持ちやすく、また見やすさも兼ね備えた良い大きさと言えます。
また、表紙の見栄えも良くなるため、表紙が絵師の担当したイラストになっていれば、A5だと購買意欲も上がります。
・新書サイズ(105×173mm)
日本では、ビジネス書などに使われることの多い新書サイズ。
ページ数が100、200を超えると、まるで書店に売っている本のような見た目になります。
「コンパクトな大きさにしたい、でも文庫本よりは読みやすい大きさにしたい」ときにおすすめです。
印刷所によっては、カバー付き新書サイズの本も印刷できるところもあるので要チェックです。
・文庫サイズ(105×148)
『文庫本』とは、日本で最もポピュラーな本のサイズです。新書サイズよりも少し小さめ、と表現すると分かりやすいでしょうか。
実は文庫本サイズの同人誌も印刷できます。
印刷所によってはカバー付きで印刷することも可能で、少ないページでもハイクオリティに仕上げることができます。
ページ数は書けないけれど、満足できるクオリティに作りたいといった方におすすめです。
サイズを決めるポイント
ここでは、本のサイズを考える際のポイントを紹介します。
これらを踏まえて、自分でベストだと思うサイズの本を作ってくださいね。
・本の文章量
小さい本だと、文章量があるほど見た目が分厚く感じます。分厚くて小さい本だと持ちにくくて、ページも開きにくいです。
見栄え的には、少ない文章量ならより小さい本、多めの文章量なら大きい本がおすすめです。
・印刷所
同人誌印刷所によっては取り扱っていないサイズ、取り扱っているサイズがあります。
また、カバーや帯、しおりを付けてくれるところも存在します。
印刷を頼む印刷所によってサイズも考えてみましょう。
・自分が一番馴染むサイズ
人それぞれ、本のサイズには好みがあります。「たくさん揃えられるから昔から新書が好きだ」「本の背を見て内容が分かりやすいから大きい本の方が好きだ」と。自分が作りたい、読みたいと思えるサイズを探して印刷すれば、作った後の達成感はさらに膨らむでしょう。
まとめ
同人誌を作るとき、まず決めないといけないのは本のサイズです。
小説同人誌の一般的なサイズは、漫画同人誌と違うので、気を付けて設定しましょう。
サイズを決める上で決め手となるのは文章量や刷る印刷所など。
カバーや帯なども凝ってみたりして、自分の満足いくサイズを見つけて本を作ってくださいね。
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Writer
水無月 藤香
同人活動をしていた経験がある、新人Webライター。得意分野は同人誌とカップリングなどのオタク文化。可愛いものに目がない。