2021.09.08
【あさめあこ】グランプリコスプレイヤーとVOCALOIDの雄の奇跡のコラボ【鬱P】
まさかこんな出会いがあったなんて・・・
先日DoujinWorldにアップした記事をお読みいただいただろうか。コスプレイヤー・オブ・ザ・イヤー2020の総合グランプリに輝きながらも、歌という道に進んだasameacoさんがクラウドファンディングで支援を募っていたため、それを応援する内容である。まだの人はぜひ一読してほしい。そして実際の楽曲をぜひ体感してほしい。
そう「聞く」ではなく、あえて「体感」と言ったのは、ボディーブローのようにみぞおちを突き抜ける低音、鼓膜を突き破らんとする高音、様々な空気の振動を体で感じられる楽曲だからである。
そして、今回のメイン!!実際にクラウドファンディングで使われている楽曲をasameacoさんに提供している人物が今回判明した。VOCALOIDの雄・・・いやVOCALOUD(ボーカラウド)の魁である鬱P氏だったのだ!!
●鬱P
2008年6月より活動開始。
VOCALOIDでの表現が難しいとされるシャウトやグロウルなどを多用する過激な調教や、
極端に低くチューニングされたギターによるラウドロックサウンド、それと相反するキャッチーで歌謡的なメロディが特徴。
そこで今回は両名から直接話しを伺うことができたので、早速お届けしよう。コスプレファンもボカロファンも必読である。
不安しかないインタビューが始まる
まず鬱P氏に話を聞いていこう。まず、実際に自分の曲を歌うasameacoさんと言えばコスプレである。
鬱P「コスプレって、その人のタレント性における一面ですよね。例えば歌がうまい、コスプレができる。そういう表現のジャンルとして確立されているんじゃないですかね」
なるほど、逆にasameacoさんはVOCALOIDの楽曲も歌われることがあるというが、鬱P氏のことは知っていたのだろうか。
asameaco「もちろんですよ!私、子供の頃からニコニコ動画を見て育ってきたんです。以前、般若心経を歌にするブームがあって、いろんな方のマイページを漁っていたんですけど、その中の『般若心経ハードコア』で鬱Pさんの名前を知りました」
さすが、それぞれのジャンルの頂点とも言える2人・・・こうして文字に起こすのが面倒なほど、ぶっとんでいる会話が飛び交う。
鬱P「アイドルとかコスプレイヤーとか、人間じゃないですか。人間ばかりとフィーチャリングしても面白くない。だからセミとか使ったりもしますね」
まさに感性がアーティスト・・・。
コスプレイヤーではないシンガーとしてのasameacoの印象
それぞれの知人を通して見事に繋がった2人。まさに奇跡の出会いといっても過言ではないストーリー。鬱P氏はasameacoさんの歌を初めて聞いた時、どんな印象を持ったのか。
鬱P「スコーンとうまいってのが第一印象です。素直にしっかり声が出ているし、イメージ通りの声」
え・・・!?こんな乙女っぽいasameacoさんから、こんなぶっとい力強い声がイメージ通り?
鬱P「僕には可愛い女の子より、かっこいい系に見えてるんです。もともと今回のクラウドファンディングのために提供した曲は、ダイナミックなのでかわいく声をのせるよりパワーがあった方がいい。パワー一本で押すからこそかっこいい曲だと思ってます」
おっしゃる通りだ。鬱P氏の激しいアレンジの曲に、asameacoさんのどストレートな声が絶妙にマッチしている。
「この曲・・・手強い!!」が最初に聞いた時の印象
絶大な人気を誇るボカロPが手掛けた楽曲・・・それもラウド、重さ、激しさ、エモーショナルさに定評のある鬱P氏が作った曲である。それを聞いたasameacoさん、プレッシャーも相当な重さだったのだろうと想像できる。
asameaco「すぐに「この曲難しい・・・」って感じました。まず歌詞ののせ方が、日本語なんですけど日本語ではないような・・・そんなイメージ」
鬱P「そうかもしれませんね。ラウド系の曲の歌詞って韻とか語感を重視するんです。正直、日本語より英語の方が歌詞をのせやすい。でも、日本語で曲に意味も持たせたい。だから、日本語の単語毎の発音に囚われずに、韻として気持ちいい区切りを考えるようにしています」
asameaco「そうなんです!メチャメチャ難しくて・・・あとボカロ感も感じました!」
そして実際にレコーディングがやってくる。ボーカリストとして心がけたことはあったのだろうか?
asameaco「ちゃんと人に録ってもらうこと自体が2回目なんです。もともとちょこちょこ歌って録って調整してってタイプではなく、通して歌いたいんですが・・・この曲はすごいハードでした。体力を持っていかれて、ディレクターさんが憐れんで休憩くれましたから(笑)」
そう、これは「歌ってみた」というジャンルの動画ではない。asameacoとしての「歌」だ。歌い方、曲の解釈、伝える力、全てがオリジナリティを求められるのだろう。その上、鬱Pが手掛けた楽曲なのだ。体力を最後の一滴まで絞り切る必要があったのだろう。
クラウドファンディングに対する考え方
曲が完成し、実際に動き出したクラウドファンディング。各々、どういった想いでいるのだろう。
asameaco「クラウドファンディングは、私にとって夢のツールです。私のことを好きって言ってくれる素敵な人達が集まってくれる。支援してくれる。だから絶対成功させたいって気持ちになりますよね」
鬱P「やっぱり成功のカギは、如何にして盛り上がってもらうきっかけを与えられるかじゃないですかね。結局はお金を集めるのが目的かもしれません。でも、お祭り感や盛り上がり、簡単に言えばそういうノリに感化されて支援をしてくれる人も多いと思います」
シンガーとしての世界で生きるためには
コスプレイヤーとして頂の景色は見たものの、シンガーとしての『asameaco』は第一歩を踏み出したばかりだ。
鬱P「これは持論なんですが、コスプレイヤーとしての見られ方とシンガーとしての見られ方って違うと思うんですよ。コスプレイヤーはわからないですが、シンガーって「その人自身が発したものを伝えられるか」って力も重要なんです。だからシンガーとしての濃さが出せるよう、上手に立ち回って頑張っていってもらえればと思います」
asameaco「はい!歌はもともとずっとやりたかったこと!音楽そのものとしっかり向き合って、コスプレイヤーではないasameacoを発信していきます!!」
このような奇跡の対談に参加させてもらい、我々も二人の見据える未来に感銘を受けた。引き続き魂が震えるような楽曲・声を一ファンとして心待ちにしている!!
ぜひ↓の記事からasameacoさんのクラウドファンディングを応援してほしい!!
●asameaco
Twitter:@asameaco
Instagram:asameaco
You Tube:https://bit.ly/3kRAufL
●鬱P
Twitter:@asshole_wii
You Tube:bit.ly/3cnERgf
ニコニコ動画:goo.gl/oocln
Follow @doujinworld